ユニクロと東京・渋谷駅前のシブヤツタヤ（SHIBUYA TSUTAYA）がコラボレーションし、ゴールデンウィーク（GW）の過ごし方を提案するイベント『ステテコ＆リラコ・バーチャルトラベル・ブックストア（STETECO&RELACO “VIRTUAL TRAVEL” BOOKSTORE）GWの3連休を楽しむ10のPLAN』を5月8日まで開催している。

このイベントは、今年のGWは円安の影響で「安・近・短」と予想されるため、ユニクロが今シーズン打ち出しているリラクシングパンツ「ステテコ（STETECO）」「リラコ（RELACO）」とSHIBUYA TSUTAYAが選ぶ本でこの連休の過ごし方を提案する取り組み。

SHIBUYA TSUTAYA6階には、ステテコ&リラコを履いたマネキンが旅行本や料理本、漫画本などを読んでいる10個のシチュエーションをディスプレイ。着用シーンを提案し、渋谷に集まるファッションに敏感な20代に向けてライフスタイルをアピール。期間中、本を購入した客には近隣2店舗のユニクロでステテコ&リラコを100円引きで購入できる割引券が配布され、両者の販売を促す。また、同フロア店員もステテコ&リラコを着用しながら接客をする。

ステテコ&リラコは、ルームウエアやカジュアルボトムス、インナーとしても着用できる薄手の膝下パンツ。200色柄のバリエーションを展開している。ステテコは、2011年に試験的な販売が始まり、2012年に本格展開。男性向けであったステテコを女性も購入しているというニーズから、今年から女性向けにリラコをスタートした。リラコは、「リラックス」と「コンフォート」を組み合わせた造語。価格はすべて990円。

ユニクログローバルコミュニケーション部伊藤なつき氏は同アイテムについて、「日本の伝統着ステテコを快適に暑い夏を過ごすためのアイテムとして現代風にアレンジし、新たなスタイルを提案したもの。全世界で販売しており、日本の伝統的な文化を発信していく。考え方はユニクロのTシャツシリーズ『UT』と共通しており、Tシャツを選ぶ感覚で自分の好みや気分に合わせてチョイスできるようにバリエーションを豊富にしている」と説明。

SHIBUYA TSUTAYA店長の吉田孝浩氏は、「こういったファッションとのコラボは弊店では初の試み。もともとTSUTAYAは創業当時から『新しい生活スタイルの情報を提供する拠点』と定義しており、本＝生活提案であると捉えているブックストア。以前から個人的に興味を感じていたユニクロと何か新しい取り組みができないかと考えていたところ、昨年の10月頃アプローチを始め今回の形として成立した。今回の10のプランはSHIBUYA TSUTAYAスタッフたちと共に考えた」と話す。