パリファッションウィークで発表された「カルヴェン(CARVEN)」の13-14AWコレクション。
アーティスティックディレクターのギヨーム・アンリ(Guillaume Henry)がイメージしたのは、映画『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダルのように激しさを秘めた女性像、そして、フィルムノワールに出てくるようなパリの夜の風景。
コートは、ギヨームが"バーバパパピンク"と呼ぶシュガーピンク、ペールブルー、アイボリーなどフェミニンなパウダリーカラーで、テディベアのような毛足の長い素材。オーバーサイズで首元の空いたシルエットがワイルドな女性像を演出。
雨で濡れた地面に付いたタイヤの跡を表現したジャカード生地、車のヘッドライトに照らされた街角の風景のプリントや、雨に濡れた窓ガラスをイメージしたホログラムなどは、夜のパリのワンシーンをデザインに落とし込んだもの。アイウエアも車バンパーをイメージしたフレームで、シューズのラバーソールもタイヤのようなデザインだ。
フランスを中心にアメリカ、日本の順にビジネスも好調、売り上げも好調に推移しているという。パリでは3月に2号店が、日本でも4月10日に東京・表参道(東京都渋谷区神宮前4-3-12)に待望の旗艦店がオープンした。