俳優の片桐仁(かたぎり・じん)が手掛けた粘土作品を展示する「感涙の大秘宝展―粘土と締切と14年―」が、渋谷パルコミュージアムにて5日より開催される。
コントユニット「ラーメンズ」の相方である小林賢太郎の「毎月何かに粘土盛ったらいいんじゃない?」という言葉がきっかけで、片桐は雑誌連載「粘土道」をスタート。締切と戦い、たまに負けながら、14年にわたり月1回のペースで作品を送り出してきた。恐竜の頭部から熱風が吹き出す「ドライヤサウルス」、炎の剣からおなじみのソーダ味の氷菓が登場する「炎天剣・ギリギリ君」など、現存する作品の新旧含めほぼすべてが今回展示される。
会場では、設置されたQRコードをスマホで読み込むことにより、片桐本人による作品解説音声ガイドを楽しめる。特設された「締切工房」には、今月22日に締切を控えた片桐が不定期で現れ、最新作の完成に公開チャレンジする。また、これまでの作品を網羅した書籍、本展の開催を記念したオリジナルグッズも会場限定販売される。
1973年生まれの片桐は、美大在学中に小林とコントユニット「ラーメンズ」を結成し、独特の世界観で人気に。現在は「シャキーン!」(NHK教育)、「エレ片のコント太郎」(TBSラジオ)に出演中。今月21日よりパルコ劇場にて上演される、寺山修司作の演劇作品「レミング―世界の涯まで連れてって―」に出演する。
【イベント情報】
片桐仁「感涙の大秘宝展―粘土と締切と14年―」
場所:パルコミュージアム(渋谷パルコパート1・3階)
会期:2013年4月5日から22日
時間:10:00から21:00(最終日は18:00閉場/入場は閉場の30分前まで)
休館日:なし
料金:一般500円、学生400円、小学生以下無料