三井不動産株式会社(本社:東京都中央区)は、三井アウトレットパーク札幌北広島(北海道北広島市)及び木更津(千葉県木更津市)の第2期開発計画に着手することを決定した。
2010年4月に開業した三井アウトレットパーク札幌北広島は、増床により店舗数を130店舗から約175店舗へと拡大し、北海道・東北エリアにおいて店舗数最多のアウトレットモールとなる。インポートブランドから地元グルメまでが集結する第1期部分に加え、第2期では高感度セレクトショップ、キッズ、スポーツ&アウトドア、ファッション雑貨、生活雑貨など国内外の有力ブランドをより充実させる。第2期部分は第1期部分と2階のブリッジで接続し、建物全体で回遊性の高い空間を提供。
当施設は北海道の気候を考慮し、三井アウトレットパーク初となるエンクローズド(屋内型)モールを採用している。第1期では「北海道の自然との共生」を施設コンセプトに大地や木の温もりを享受できる空間を創造し、第2期では「カントリー(COUNTRY)」というデザインコンセプトのもと、カジュアルでおしゃれな空間づくりを目指す。着工は今年5月、開業は来年春を予定。当施設は主要幹線道路である道道羊ヶ丘通に面し、国道36号線と道央自動車道北広島ICにも近接しており、広域から来場しやすい立地。札幌市中心部と新千歳空港との中間に位置しているため、国内だけでなくアジアを中心とした海外からの観光客の利用も増加中。昨年度の施設売り上げは160億円超。
昨年4月に開業した三井アウトレットパーク木更津は、増床により店舗数を174店舗から約220店舗へと拡大し、店舗数において首都圏最大級のアウトレットモールとなる。海外ラグジュアリーブランド、国内外の有力ブランド、高感度セレクトショップ、ファッション雑貨、生活雑貨などを一層充実させ、国内有名店が集うフードコートも、新店を迎え約1.5倍にスペースを拡張する。
また「環境共生型アウトレットモール」を施設コンセプトとし、第1期部分においては約600kwの太陽光発電パネルを設置した他、LED照明を始めとした環境関連設備を積極的に導入している。第2期部分においても約200kwの太陽光発電パネルの設置を計画中。着工は今年9月、開業は来年夏を予定。当施設は、東京湾アクアラインの千葉県側着岸地である木更津金田ICに近接、また観光地である南房総の玄関口に立地しており、関東圏全域からのアクセスがし易い。開業から1年間の施設売り上げは410億円超で想定を上回った。
三井不動産は現在三井アウトレットパークを国内で12施設運営している。2011年9月には中華人民共和国の杉井アウトレット広場・寧波を開業し、海外でのアウトレット事業に着手。来年冬にマレーシアにて三井アウトレットクアラルンプール国際空港(KLIA)、2017年に台湾・林口中商36公共用地企業誘致計画の開発を予定している。