アシックスジャパンのオニツカタイガー(Onitsuka Tiger)とアンリアレイジ(ABREALAGE)がコラボしたスニーカー「アンリアレイジ モンテゼット(ANREALAGE MONTE Z)」が、6月17日に発売された。
デザインは2009年に発売したアウトドアテイストを原型としながら、ミニマルで未来的なフォルムに仕上げた「モンテポカラ(MONTE POKHARA)」がベースとなっている同シューズ。ベロとアッパーを一体化させた履きやすいモノソック構造で、アッパーは着物の構造に着想を得ており、パンチングが施された甲部が特徴だ。
展開バリエーションは2種類で、AR(拡張現実)技術で確認できる。スニーカーにスマートフォンをかざすと、アッパーに施したアンリアレイジのロゴが出現し、1つはサカナクションの山口一郎によるARサウンドが聞こえてくるモデル、もう1つはスマートフォンで撮影すると白のアッパーにボーダー柄が見えてくるモデルで、いずれも二面性を備えている。この展開方法は、2017年春夏パリコレクションで「SILENCE」をテーマに、日常と非日常が交錯するアンリアレイジの世界観をベースにAR技術を用いて“服の声”を表した。
また、同アイテムの販売に伴い、俳優の森山未來と映像作家である関根光才を起用したプロモーション映像を公開する。コンセプトに「自由と抑圧」を掲げ、アンリアレイジの2017年春夏コレクションのメインモチーフであるブラックバーから、黒い線を引くという行為で想像される「人やモノが匿名性をもたらされたり、明らかにされたりする。意味を消されたり、変えられたり、否定されたりする」ということを考えさせるような、バーチャルとリアルが混在するCGを用いた映像となっている。
なお、同シューズは、ホワイト×ホワイト、ホワイト×ブラックの2カラー展開、価格は各1万5,000円。取り扱いは国内のオニツカタイガー直営店、オニツカタイガーマガジンオンラインストア、アンリアレイジ青山店、ANREALAGE ZOZOTOWNとなっている。