ファッションを愛する男たちが、この夏コンゴから来日した。平均月収3万円という貧しい国に暮らしながらも、オシャレに着飾ることで、世界中にファッションの持つ力を教えてくれる彼ら。
FASHION HEADLINEでは、来日したサプールメンバー6人、一人ひとりに7つの質問を投げかけた。
ブリティッシュグリーンのタータンチェックのジャケットに身を包んだイバラさん。穏やかな口調は紳士然としていて、スマートだった。
Q1:サプールを始めたきっかけは?
今のサプールは、コンゴの人気ポップ歌手パパ・ウェンバ氏の影響を受けています。私も強く影響を受けたひとりです。彼に憧れて、お洒落をするようになりました。
Q2:ファッションの楽しさを覚えたのはいつ?
14歳くらいの頃でしょうか。すでに仲の良かったグループでは、日々着こなしを競い合っていましたね。
Q3:スタイリングのこだわりは?
上下揃いのスーツではなくて、ジャケットに違う色や素材のパンツを合わせることです。サプールでもレベルの高い着こなしとされています。
Q4:好きなデザイナーやブランドは?
フランスのブランド「アーサー&フォックス(Arthur and Fox)」です。
Q5:来日するにあたり楽しみにしていたことは?
テレビなどで日本の情報を得ていましたので、いつか行ってみたいなと思っていました。来日自体が夢のような体験です。
Q6:あなたにとってのファッションの魅力とは?
民族間の違いもあるのでしょうが、コンゴの男性は喧嘩っ早いんです。ですが、いい服を身につけていると、汚したり、破ったりしたくないですから、自ずと振る舞いも紳士的になる。お洒落をすると、争いが減るんです。
Q7:これからの夢を教えてください
もっと豊かな生活を送れるように、仕事もサプールの活動も頑張りたいですね。妻はパリに行くことが好きですから、もっと連れて行ってあげたいです。
今回、写真集『THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン』(撮影:茶野邦雄)や沖縄で開催中の写真展『アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“サプール(SAPUER)”写真展 THE SAPUER』のプロモーションを兼ねて来日したサプールメンバー。下記のインベントや写真集でも、彼らのファッションやスタイルを間近に知ることが出来る。
【写真集】
タイトル:THE SAPEUR~コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン
著者:茶野邦雄
出版社:オークラ出版
価格:2,700円
【写真展】
タイトル:アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“SAPUER(サプール)”写真展
日時:開催中~8月31日
場所:沖縄県沖縄市久保田3-1-12
プラザハウスショッピングセンターフェアモール3F ライカムアンソロポロジー
入場料:500円(中学生以下無料)