写真家・野⽥祐⼀郎が撮り下ろす、Mame Kurogouchiの2025春夏コレクション“Katachi”

2025.04.15
Mame Kurogouchiの2025春夏コレクション“Katachi”。そのラストデリバリー写真家・野⽥祐⼀郎が撮り下ろしました。

Courtesy of Mame Kurogouchi
野田氏が撮り下ろしたフォトストーリー「A day in a room」は、変わらぬ⽇常と、そのわずかな先にある特別なひとときとを繋ぐかすかな瞬間を、やわらかな光と静けさの中で記録しています。

Courtesy of Mame Kurogouchi
今回発売されるピースは、シーズナルコレクションの⼀⾓を担いながらも独⽴した⼀つのチャプターとしてデザインされています。セレモニーやビジネスなど、装いに品位が求められる場⾯にも静かに応えつつ、ブランドの変わらぬ思想─⽇常に寄り添う⾐服─を、ブランドのシグネチャーファブリック、トリアセテート素材を主役に表現します。

Courtesy of Mame Kurogouchi
軽やかなストレッチ性とイージーケア性を兼ね備えつつ、シルクのような微光沢と豊かな膨らみを備えたこの素材は、精緻なカッティングを要求するテーラリングピースやドレスを美しく仕⽴て、さらに繊細なレース刺繍といったMame Kurogouchiの美意識の底流をなすディテーリングと交差することで、空港からディナーテーブルまで幅広いシーンに寄り添い、⽇常の輪郭を拡張してゆきます。

Courtesy of Mame Kurogouchi
今季は、アイコニックな2種の刺繍がフィーチャーされます。⽯川県で刺繍を施したチュール素材がボディを覆うトップスやアームを彩るドレスでは、透けて覗く素肌の上に春の記憶を敷き詰めたような⽣き⽣きとした草を咲かせます。⼀⽅で別のドレスやトップスのカフスや襟元を飾るのは、群⾺県で作られる刺繍のパーツ。⽔溶性の紙の上に刺繍を施した後、職⼈が⼀点⼀点⼿作業で紙を溶かすことで⽣まれるボタニカルモチーフに彩られたピースたちは、あくまで控えめなエレガンスをボキャブラリーとし、華やかさと慎しさでもって様々なオケージョンをカバーします。

Courtesy of Mame Kurogouchi



編集部
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