ファッションジャーナリスト・生駒芳子が、現代美術家・名和晃平をゲストクリエーターに迎えたイベント「オーバー ザ ボーダーズ(OVER THE BORDERS)」が、伊勢丹新宿店本館4階ザ・ステージ#4でスタートした。会期は11日まで。
名和の代表作である、傾けたキャンパスに特殊なインクを垂らし、重力に従ってラインを描き出すドローイングシリーズ「Direction」をデザインソースとしたファッションを提案。名和は、会場装飾の監修も行っている。
また、ファッションブランド「イリエ ウォッシュ(IRIE WASH)」ともコラボレーションし、ストレッチ性の高い、軽く洗える素材を使用したドレスやシャツなどが同イベント限定で登場。
また、生駒のディレクションのもと、今シーズンのトレンドでもある「白×黒」をテーマにしたコレクションをセレクト。伝統工芸のアクセサリーや雑貨を始め、「ジュンコシマダ(JUNKO SHIMADA)」や「ヨウジヤマモト プリュス ノアール(YOHJI YAMAMOTO + NOIR)」の最新コレクションを紹介する。
アーティストの高橋理子による新しいプロダクトや、日本の伝統的工芸品にも指定される伊賀組紐を使用したアクセサリーを提案する「ジーフィフティー(g;fifty)」、作家・坂本理恵による会津塗の漆・蒔絵を贅沢にあしらった装飾品、京都・西陣織の老舗「細尾」、世界でも有数の軽さと薄さを誇るオーガンジー素材「天女の羽衣」など、日本のものづくりを代表するブランドがそろう。
また、3月7日18時30分からは、日本人デザイナー・串野真也と生駒によるトークショーを開催。「境界を越え、感動を生む OVER THE BORDERS」と題し、京都を拠点に国内外で活躍する串野のデザインワークを通して、未来のファッションについてトークが展開される。