「3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)」が、半年間限定のポップアップストア「3.1 フィリップ リム マイクロコズム(3.1 Phillip Lim MICROCOSM)」を伊勢丹新宿店本館3階センターパークにオープンした。
「MICROCOSM=小宇宙」をテーマに、期間中5回に分けて同ブランド全コレクションに共通する価値観と、デザイナー・フィリップの世界観を提案していく。
第1回のコンセプトは「エレメンタル(Elemental)」。自然界のエレメント「土・水・火・空気」を表現した14SSコレクションが全国に先駆けて紹介される。最新コレクションは、大地の風景、山脈などからインスパイアされたモチーフが描かれたプリント柄を中心に、シックとパステルを融合させた、前シーズンよりも大人っぽくなったラインアップとなっている。
また、オープンを記念して、親日家であるデザイナーのリムが日本への愛のメッセージを込めた「トーキョー ラブ(TOKYO LOVE) シリーズ」が限定発売されており、オープン初日から一番人気を集めていたという。限定アイテムのラインアップは、Tシャツ(1万5,750円)、タンクトップ(1万2,600円)、トートバッグ(8,925円)で、カラーは3色(白、黒、赤)展開。
ショップの空間デザインは、スキーマ建築計画主宰の長坂常が手掛けた。オープン初日に会場に訪れた長坂氏は、「シーズンテーマ=小宇宙のもと、フィリップ・リムの世界観を、どのように空間で表現するかを一番に考えた。装飾のベースにはミラーを使用。外からだと二つに見える世界が、鏡に写ることで一つに重なるイメージを表現した。期間中、5回の展開替えがあるが、ミラーは継続して使用し、テーマに合わせて装飾を変えていく予定」と説明する。
また、会場には、超音波を使用し狙った場所だけで音を聞くことができる「指向性スピーカー」が4台搭載されており、それぞれのスピーカーの下に立つと、自然界のエレメントである、土=砂の上を歩く音、水=水流の音、火=燃える音、空気=風が吹く音が流れるユニークな仕掛けも。
第1弾は4月15日まで。その後も、テーマを変えながら新たな限定品やコラボレーション、イベントなどが予定されている。