「ディオール(Dior)」は14-15AWコレクションを発表した。今季、アーティスティックディレクターのラフ・シモンズはテーラリングとレイヤードに焦点を当てた。
ダブルのジャケットには同じくダブルのコートを重ねる。深いVネックのノースリーブワンピースには色違いのタンクトップのようなデザインをドッキング、グリッターなロングワンピースの下にはTシャツを合わせるなど、様々なレイヤリングを試みた。
また、ムッシュ・ディオールによる50年代のドレスはナイロンでアップデートされ、キルティングが施された。キルティングの中にはギリシャ神話の神・アトラスが隠れている。随所に施されたコルセットのような編み上げはスニーカー用シューレースによるもの。クラシックな要素と現代的要素をミックスする。
小物はフリルが付いた大振りショールが目を引く。また、シューズはスニーカーソールのパンプスをデザイン。ヒールはロジェ・ヴィヴィエが手掛けていた頃のコンマヒールがモチーフだ。