東京・新宿の商業施設・NEWoMan5階にあるルミネゼロ(LUMINE 0)で、6月29日から7月4日までニューヨーク在住の日本人アーティスト・大山エンリコイサムの個展「Windowsill」が開催される。
グラフィティ文化の視覚言語を翻案したモチーフ「クイック・ターン・ストラクチャー」をベースに壁画やペインティング発表し、コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)やシュウ ウエムラ(shu uemura)とのコラボレーションなど幅広い活躍で注目を浴びる大山エンリコイサム。今回は同氏が個展のために来日し、新作の発表を行う。
タイトルにある「Windowsill」とは、観葉植物などが置かれる窓際のスペース、いわゆる窓台を意味する言葉。ルネッサンス期の建築家レオン・バッティスタ・アルベルティが、“画家は絵画を「開いた窓」に見立てている”という絵画論を唱えており、同展で展示される絵画作品には、その窓台のイメージが組み込み込まれているという。背景に躍動感あふれる描線が描かれ、その上に大山のアイコニックなモチーフである「クイック・ターン・ストラクチャー」を配置したレイヤー構成のダイナミックな大型作品が展示される予定だそうだ。
期間中の7月1日(14時から15時)には、シュウ ウエムラのインターナショナル アーティステック ディレクターであるuchiideを、2日の同時間には弁護士でアートコレクターの小松隼也をゲストに迎え、「アート」、「グローバル」、「NYと日本」をテーマにした大山とのスペシャルトークショーを開催(※要予約)。
【展覧情報】
「Windowsill」
会期:6月29日~7月4日
会場:LUMINE 0
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan5階
時間:11:00~19:00
入場料無料