手ぬぐいの専門店「かまわぬ」は、新ブランドの日本販売開始に合わせて伊勢丹新宿店本館5階ウエストパークにポップアップショップをオープンする。会期は4月1日から15日まで。
新ブランド「バイ カマワヌ(BY KAMAWANU)」は、手ぬぐい専門店「かまわぬ」が新たに立ち上げたインターナショナルブランド。デンマークのコペンハーゲンを拠点に活動するトーマス・リッケ(Thomas Lykke)がデザインを手掛けるスカーフコレクション「スカーフ バイ カマワヌ(SCARF BY KAMAWANU)」は今春、海外での販売が開始され、日本では同店が初めての展開となる。
2014年2月、ドイツのフランクフルトで開催された世界最大規模の消費財見本市「アンビエンテ 2014(Ambiente 2014)」にて発表された同コレクションは、6柄10種類。日本の藍色の色幅を活かしたデザインで、どの柄も日本古来の柄と世界中で親しみのある幾何学模様をデザインに取り込んでいる。日本での販売開始にあたり、ダイヤモンド柄がコレクションに追加された。デザインは麻の葉文様と世界共通のラッキーチャームであるダイヤモンドと掛け合わせたもの。
藍色をベースとした同コレクションは「注染(ちゅうせん)」という明治時代から伝わる染色技法を用いている。染色を施す日の気温や湿度といった自然条件によって、かすかに発色の具合などの染め上がりが異なるため、一つひとつ違った表情を見せる。また、この染色法は生地の表と裏がないためリバーシブルで使うことが可能。素材は手ぬぐい同様綿100%で、使い続けるうちに肌触りの良い風合いを楽しめるという。
同店での発表終了後は、かまわぬ浅草店「ユーテンシル ストア(Utensils store)」にて巡回展を開催。会場全体を大胆に使ったインスタレーションと全コレクションの販売を行う。