FASHION HEADLINEの人気企画「おしゃれな人が使ってるエコバックがみたい! 」。今回は、憧れのパリジェンヌたちが愛用しているオシャレエコバッグをリサーチ! 近い未来、また気兼ねなく海外旅行を楽しめるようになったら、お土産として買ってきたい! そんな気持ちも込めてお送りします。
環境問題の取り組みに熱心なフランスで、使い捨てプラチック製レジ袋が禁止されたのは2016年7月のこと。今では、スーパーやマルシェへの買い物にエコバッグを持って行くのは、パリジェンヌにとって日常の行為として染み付いています。かつてジェーン・バーキンが持っていたようなカゴバッグはもちろん可愛いのだけれど、重量と実用性を考慮するとやっぱり布製やレザーのエコバッグが日常使い向き! 気になる10選、早速チェックして。
01. Le Bon Marché(ボン・マルシェ百貨店)
パリ高級住宅街7区に構える、歴史と伝統を持つ1852年創業世界最古の百貨店「ボン・マルシェ(Le Bon Marché)」。コットン素材やナイロン素材など折り畳み式のエコバッグもそろえているものの、人気はエコレザー素材のトートバッグ。百貨店内のエレベーターの構図を模したジオメトリック柄は、同百貨店のオリジナルプリント。
02. Q bag
パリ発「キューバッグ(Q bag)」は、ネオプレーン素材でしっかりとした作りなうえに、軽い・畳みやすい・シワになりづらいと、三拍子そろう優秀なエコバッグ。バッグ本体の重さはアイフォーン(iPhone)とほぼ同じ約200gだけれど、形崩れすることのない丈夫な構造のため、出勤バッグや小旅行用など、使い道はさまざま。汚れたら洗濯機で洗うことができるから、清潔に長く使えるはず。
03. Merci(メルシー)
ライフスタイル系コンセプトストアとして、今なお高い人気を誇る「メルシー(Merci)」が展開するエコバッグは、厚手のコットン素材を使用した丈夫なトート型。ロゴだけを施したシンプルなデザインで、布地とロゴのカラーは種類豊富にそろえる。マチがたっぷりあるから見た目以上に荷物をたくさん入れられるのも嬉しい。
04. Polène(ポレーヌ)
「ポレーヌ(Polène)」は2016年にパリで誕生。曲線とプリーツを生かしたミニマルでユニークなデザインのバッグをフルグレインレザーで表現している。すべての製品は、革産業で有名な街、スペインのウブリケで熟練の職人の手仕事によって一つ一つ丁寧に仕上げられており、クラフトマンシップを感じられる贅沢なエコバッグとしてもパリジェンヌの間で人気。トート型の「ル・キャバ(Le Cabas)」は、たっぷり荷物が入る大型ながら軽量で、上質なレザーの仕立てがコーディネートをアップグレードしてくれる優れもの。
05. Biocoop(ビオコープ)
「ビオコープ(Biocoop)」は、オーガニックの取組みを実践する生産者と消費者の有意義な流通を図るべく、協同組合として1986年に発足。生鮮食品の他にスキンケア用品、生活用品など、生活に必要なオーガニック商品をすべて取りそろえた便利なお店。健康志向や環境問題に対して高い関心を持つ顧客が多く、もちろんエコバッグもリサイクル生地&ゼロ・ウェイストで生産されている。生地が厚くマチもあり、肩紐付きで沢山荷物が入ると使い勝手も抜群!
06. COMME des GARÇONS SHIRT(コム デ ギャルソン・シャツ)
モード派パリジェンヌから支持されるのは、「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇONS SHIRT)」のトートバッグ。布地のバッグをビニールで覆ったこのシリーズは、シーズン毎に異なるデザインが展開されるとすぐに完売してしまう人気のアイテム。雨の日でも濡れるのを気にする必要がなく、耐久性も高い!
07. Maison Plisson(メゾン・プリソン)
フランス中の厳選食材を集めたセレクトショップ「メゾン・プリソン(Maison Plisson)」。地産地消の生鮮食品や、小規模生産されたフランス製品に特化し、作り手の顔の見える商品を販売している同店のエコバッグは、正方形のトート型。ロゴを施したエプロンやマグカップなど、オリジナル商品は日本未上陸のお土産としても人気です。
08. Maison N.H.(メゾン・エヌアッシュ)
長年パリに暮らす2人の日本人女性が立ち上げた「メゾン・エヌアッシュ(Maison N.H.)」は、ヨーロッパの旅で出会ったモノたちからインスパイアされたバッグやアクセサリーを展開。モードなスパイスとエスプリを重ねたデザインは、カジュアルながらもシックに着こなしに溶け込む。中が程よく見えるメッシュバッグは、カラフルなフルーツを入れると絵になりそうな可愛らしさがあります。
09. Petit Bateau(プチバトー)
1893年に子供の肌着メーカーとして誕生して以来、フランスを代表する子供服ブランド「プチバトー(Petit Bateau)」。フランスの出産祝いの定番といえばこのブランドのベビー服。荷物がかさみがちなママ向けバッグとして軽量なコットン素材のバッグを展開しており、デザインの良さからエコバッグとして、ママだけでなく幅広い層から人気が高い。
10. COS(コス)
“長く愛用できるタイムレスなワードローブ”をテーマに「H&M」グループから誕生したコンテンポラリーブランド「コス(COS)」。シンプルで大人っぽいデザインのアイテムがそろい、フランスにもファンが多い。ナイロン素材のトートバッグは開け口を絞ったり、持ち手の長さを調整できるなど、実用性を考えられたディテールが人気の秘密。
フランスから届いた、コーディネートの主役にしたい素敵な最旬エコバッグ10選。気になるエコバッグは見つかりましたか? いつかまたフランスに出かけられるようになった際には、ぜひ、お土産の参考にしてみてくださいね。
【プロフィール】
ELIE INOUE
パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける。主な寄稿媒体はFASHION HEADLINE、WWD Japan、ELLE Japan等。
ELIE INOUE
パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける。主な寄稿媒体はFASHION HEADLINE、WWD Japan、ELLE Japan等。