2010年にパリで誕生したスイーツブランド「ユーゴ・アンド・ヴィクトール(HUGO & VICTOR)」は、2017年のバレンタインシーズンに向けて新たなギフトボックスの「カルネ」を発売する。その発表会が東京都内にて開催された。
まず、バレンタイン向けに登場するのが、日本人にもとても人気のあるイチゴをテーマに展開した「クール・ド・フレーズ」(6個入り 税込3,024円)。フランス産のあまたあるイチゴの中から最も人気があるといわれている最高級品種「マラ・デ・ボワ」を選定。濃厚で酸味を帯びた香りとフレッシュな甘みが特徴だというイチゴを贅沢に使い、イチゴのゼリーを包み込んだ「イチゴゼリーのエンロベ」のほか、「イチゴキャラメルのスフェール」、「ホワイトチョコレートとイチゴのガナッシュ」という3つの限定のボンボンショコラを作った。この3種には最もイチゴの風味を生かすとしてミルクチョコレートが使われている。
ホワイトデー向けの「アムール・エテルネル」(6個入り税込3,024円)には、「女性が美しくなること」を掲げた「BEAUTY/ビューティ」をテーマに、新作すべてにハーブを使用している。例えば「ラベンダーのガナッシュ」には精神安定・安らぎ・安眠、「ヴェルヴェインのスフェール」には香りによる抗ストレス・精神安定にアプローチ。「タイムのガナッシュ」にはエネルギー・活力・呼吸器官のコントロールの効能があるとされているハーブを使い、食べることで美しくなれるチョコレートを目指している。
サロン・デュ・ショコラ限定で発売されるのが、黄金のパッケージの「ル・スクレ・ド・ラ・カボス」(12個入り 税込5,184円)だ。テーマとして「プラリネ」と「ガストロノミー」を掲げた今回のコレクションは、シェフ・パティシエのユーグ・プジェ氏の故郷でもある南フランスからインスピレーションを受けて作られている。こちらも新作が3種類。「プラリネと松の実のガナッシュ」、「プラリネとアーモンドのスフェール」、「トンカとプラリネのガナッシュ」だ。この開発についてユーグ氏の思い入れは強いという。
「私は南フランス出身です。南仏の郷土料理にはピストースープとタルト・ニソワーズがあります。このふたつの料理に共通してふんだんに使用されている素材が松の実です。今回私は故郷を思い、松の実をセレクトし、フォーカスを当てました」(ユーグ氏)
このほか、代表作である「カルネ・ドゥーズ・ショコラ」の冬季限定パッケージ「サパン・オン・エトワール」も12月頃に発売を予定している。