草間彌生と岡本太郎、日本を代表する前衛芸術家2人の版画展が新宿伊勢丹で開催

2017.06.07

伊勢丹新宿店館5階=アートギャラリーにて、6月7日から13日まで日本を代表する2人の前衛芸術家「岡本太郎草間彌生版画展」が開催される。

戦前1930年、19歳にしてフランスパリに渡り抽象美術運動やシュルレアリズム運動に傾倒。戦後は日本万国博覧会での太陽の塔や、「芸術は爆発だ」のセリフで知られる岡本太郎。一方、草間彌生は1957年に渡米し、1960年代には水玉模様を身体に纏った「ハプニング」と呼ばれる大胆なパフォーマンスで前衛芸術に身を捧げ、今や世界の“KUSAMA”として知られ、87歳となる2016年には文化勲章も受賞した。

同展では、活動拠点は違えど精力的に日本の前衛芸術をリードし、現在もなお親しまれている2人の作品にフォーカスし、その魅力に迫る。岡本太郎作品からは、裂け目のシリーズや文字のシリーズ、風、ヒロシマなど1960年から80年代の8点の作品が、草間彌生作品からは、やかぼちゃ、ハンドバッグなどから、アイコニックなドットやネットをモチーフにした1970年から2000年代までの版画作品約30点が展示・販売される(最終日の13日のみ18時まで)。
空閑@HEW
  • 草間彌生「南瓜B」 2000年 シルクスクリーン、ミラーフィルム、ed.100部 27×21cm
  • 草間彌生「南瓜B」 2000年 シルクスクリーン、ミラーフィルム、ed.100部 27×21cm
  • 岡本太郎「挑み」(裂け目より) 1975年 リトグラフ ed.100部 50×39cm
ページトップへ