ファッションデザイナーのジョン・ガリアーノ(John Galliano)は1960年11月28日生まれ。イギリス領土・ジブラルタル出身。
セント・マーチンズのテキスタイル科に入学し、後にモード科に学科変更。84年に同校を主席で卒業した。卒業制作のコレクションがロンドンのセレクトショップ「ブラウンズ」のショーウインドーを飾り、好評を得たのがきっかけでブラウンズと5年間の契約を結ぶ。85年にロンドンコレクションでデビューし、バイアスカットのドレスやオーダーメイドスーツが高く評価された。
95年に「ジバンシィ(GIVENCHY)」のデザイナーに抜擢され、2シーズンのコレクションを手掛ける。96年にジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)の後任として、「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のデザイナーに就任し、15年に渡りプレタポルテ部門を手掛けた。09年にその功績が認められ、レジオンドヌール勲章を受章。
11年2月に人種差別発言で警察に拘束されたことがきっかけで、ディオールと自身のブランドのデザイナーを解雇され、有罪判決も受けている。2013年5月には、NYのパーソンズ・ザ・ニュー・スクール・フォー・デザインで講師として登場することが決まっていたがキャンセル。オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)のアトリエに出入りしていることが報じられたが、未だに復帰の目処は立っていない。