クール・ジャパン機構(株式会社海外需要開拓支援機構)の開所式セレモニーが11月25日、同社オフィスのある東京・六本木ヒルズで行われた。
同機構の太田伸之社長は「これまでファッション一筋で生きてきたが、世界を相手に仕事をしてきた経験を活かしたい。クール・ジャパンファンドは日本の優れたデザインやコンテンツ、おいしい食べ物、おもてなしの心、ライフスタイルなどを世界に広げる企業の取り組みをサポートするもの。世界各地に情報発信のプラットフォームを作り、世界とビジネスをするだけでなく、儲けてもらうことができるようにしたい。PRやイメージアップも積極的に行う。官民合同のファンドとして中長期的な視点で取り組んでいきたい」とあいさつ。
また、全国の産地を訪れ、工場の持つ埋もれた技術を掘り起こし、クリエーションをプラスするなど、日本の伝統技術と感性を融合し、世界から評価されているということから、「ミナペルホネン(mina perhonen)」のプレゼンテーションも行われた。テープカットには木馬のリボンが使用された。
セレモニーには茂木敏充経済産業大臣、甘利明経済再生担当大臣、民間株主企業の代表者なども出席した。なお、太田社長は今後について「来月から海外を回り、来年3月までには最初の案件を決めたい」している。