「東京モーターショー2013」で、車や自動車関連商品と同じぐらい注目を浴びているのが、華やかなコスチュームに身を包んだ女性達。「コスチュームコレクション2013」の中でも、特に個性の光る衣装を紹介しよう。
「ブリヂストン(BRIDGESTONE)」は、ブースのモノトーンカラーに合わせた黒いミニ丈のAラインワンピースを採用。ロングブーツ、太めのハードなバングルやチョーカー、透ける素材のロンググラブも黒で統一されている。更に、フューチャリスティックな素材を使用することで同社の「タイヤ」をイメージしたほか、スカート部分にバックロングラインを取り入れて「裏地のビビットなレッド」を効かせている。
自動車照明のトップメーカー「スタンレー電気(STANLEY ELECTRIC)」は、コーポレートカラーのオレンジと白を基調にしたミニ丈のフレアワンピースを採用。スカート部分は、オレンジの柔らかい素材の上に、同素材の白を重ねた二重構造になっており、歩くたびに裾のオレンジがチラっと見える。同社ロゴがさりげなく描かれた”付け襟”にも注目だ。
「レイブリック(RAYBRIG)」のレースクイーンは、超ミニ丈のプリーツスカートにロングブーツという大胆な肌見せスタイルを披露。ただ、白ベースで仕上げられているので、爽やかな印象。付け襟やウエスト部分など所々に使用されたブルーアイテムや、胸元のピンクのリボンがアクセントになったスタイルは、アニメキャラクターのコスチュームのようだ。
最新技術によるコックピットを扱う「東海理化」は、同社製品の「進化の歩み」をフレアワンピースのドレープで表現。ブースカラーに合わせたライトグレーの衣装は落ち着いた雰囲気だが、胸元はV字に大きくあいており、袖部分は肩から肘にかけてスリットが入っている。赤いダリアの髪飾りもフェミニン。
「スバル」のゴージャスなレースクイーン達も注目を集めていた。露出の高いシルバーのトップスに白のスポーティーなジャケットを軽くはおり、ホットパンツ、ロングブーツを着用したファッション。全体を控えめなカラーでまとめているので、スポンサーのロゴで彩られたブルーの「レースカー」のカラフルさが際立っている。
サブカル色のある国内メーカーに対し海外メーカーは、「MINI」はTシャツにホットパンツというラフなスタイル。BMWはコーポレートカラーを取り込んだ青黒バイカラーのワンピース。イタリアのスーパーカーメーカー「パガーニ」はシースルー素材を用いた妖艶なブラックドレス。ブランドカラーをはっきりと打ち出す。
全体的には白・青・青を基調としたコスチュームが目立った。