パティシエのピエール・エルメ(Pierre Herme)は1961年11月20日生まれ。フランス・アルザス出身。妻はバッグデザイナーのバーバラ・リール(Barbara Rihl)。
アルザスに4代続くパン職人の家庭に生まれ、パティシエのガストン・ルノートル(Gaston Lenotre)に弟子入りした。20歳で「フォション(FAUCHON)」のシェフ・パティシエとなり、11年に渡り作品を生み出し続け、世界中で評価された。97年には「ラデュレ(LADUREE)」の副社長としてシャンゼリゼ店とプランタン店のオープンに力を注いだ。
98年に自身のブランド「ピエール・エルメ・パリ(Pierre Herme Paris)」をスタートし、東京のホテルニューオータニに第1号店をオープンした。彼の創作テクニックは、「ヴォーグ(VOGUE)」誌からは“スイーツ界のピカソ”とも称されている。代表的パティスリーであるバラとライチとフランボワーズを組み合わせたイスパハンは漫画家・永野護が日本一のケーキと評するほど。永野作のファイブスターストーリーズに登場する。10月にはオハヨーと協業したイスパハンヨーグルトを発売した。
ピエール・エルメ・パリは、東京に1号店をオープンしてから今年で15周年を迎えた。来年2月にはリッツ・カールトン京都の館内レストラン、ミーティングスペース、ウエディング、バンケットすべてのスイーツをピエール・エルメ・パリが提供する。