「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(Saint Laurent)」などのラグジュアリーブランドを傘下に持つケリング(Kering)グループは、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)とジョイントベンチャーを設立し、「トーマス・マイヤー」ブランドのビジネスを協力して展開していくことを発表した。
マイヤーは、2001年から務めている「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」のクリエーティブディレクターはそのまま継続し、自身のブランドのクリエーティブディレクターも兼任する。
トーマス・マイヤーブランドは、1997年にアメリカで設立。シンプルでラグジュアリーなデザインのスイムウエアやニット、ジャージーアイテムを展開している。アメリカの高級リゾート地であるパームビーチとイーストハンプトンに直営店を構える他、世界中の百貨店などで商品が取り扱われている。
マイヤーは1957年にドイツで生まれ、パリのラ・シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュール・パリジェンヌ(サンディカ)でファッションを学んだ。その後「ギ・ラロッシュ」「ソニア・リキエル」「エルメス」などで経験を積んだ。ボッテガ・ヴェネタがグッチグループの傘下になった年に同ブランドのクリエーティブディレクターに就任。グッチグループは、2004年にPPR(現ケリング)の傘下に入っている。