ファッションデザイナーのジミー・チュウ（Jimmy Choo）は1954年11月15日生まれ。マレーシア・ジョージタウン出身。

家族の名前は「チョウ」だが、出生届のスペルミスで「チュウ」と名乗っている。父親が靴職人だったため、幼い頃から父親を手伝いながら、靴を制作していた。イギリスに移住し、ロンドン芸術大学の中のロンドン・カレッジ・オブ・ファッションに入学。当時はお金がなく、靴工場やレストランなどでアルバイトをして生計を立てていた。

その後、英国版ヴォーグの編集者だったタマラ・メロン（Tamara Mellon）にその実力が認められ、96年、彼女とともにブランド「ジミー・チュウ」を設立。エレガントなデザインと高い機能性が大ヒットし、ダイアナ元皇太子妃ら、セレブ御用達のシューズブランドとして有名になった。2002年にはその功績が認められ、大英帝国勲章を受章した。しかし、2000年代に入った頃よりタマラとのパートナーシップに亀裂が入り始め、ジミーはブランドを去り、現在は限られた顧客のためのオートクチュール靴のみを手掛けている。

2011年にはタマラもブランドを去ることが発表され、ジミーの姪である、サンドラ・チョイ（Sandra Choi）とサイモン・ホロウェイ（Simon Holloway）がクリエーティブディレクターに就任。現在はサンドラ1人が同職を務めている。