資生堂は8日、新本社社屋・資生堂銀座ビルのクリスマスイルミネーションをスタートした。イルミネーションは本社社屋建て替えのため2010年を最後に休止しており、今年は2年ぶり、同ビルオープン後初の点灯となる。
今年のテーマは「煌き(きらめき)のルージュ」。ルージュとはフランス語で「赤」という意味で、資生堂のコーポレートカラーでもある。1階のフランスレストラン「ロオジエ(L'OSIER)」のエントランスをはさむように植栽した2本のヒノキには、LED電球3万個を使用。資生堂の頭文字「S」をかたどるよう、電球が赤と白色に点滅するプログラムも施されている。デザインを手掛けたのは、照明デザイナーの藤本晴美。
点灯式には、資生堂の林高広執行役員と、ロオジエのシェフ、オリヴィエ・シェニョン(Olivier Chaignon)が出席。林氏は「常に銀座から世界に華やぎ、新しい価値を提供してきた。街行く方々に、この美しいイルミネーションを楽しんでもらいたい」とあいさつ。シェニョン氏は「イルミネーションで(同ビルが面する)並木通りにパリの雰囲気が醸し出されると思う」と感想を語った。
イルミネーションは12月25日までの期間、毎日16時から24時まで点灯される。