11月4日まで、デザインイベント「東京デザイナーズウィーク2013(TOKYO DESIGNERS WEEK 2013)」が開催されている。本イベントは28年目を迎え、毎年建築やインテリア、プロダクト、グラフィック、アートなど多様なクリエーションが集う。今年は「DESIGN、ART、MUSIC」の三本柱による「CREATIVE fes」をテーマに、都内各所で20のコンテンツが展開する。
メイン会場のショーデザインを担当したのは、ベルベッタ・デザインの長谷川喜美氏。会場の中央には、ピンクの巨大な球体を背景にしたステージが設置され、ライブイベントが行われる。ステージを取り囲むように、クリエイターや企業、公的機関などがブースを出店するテントや、展示用のコンテナなどが並ぶ。ファッション企業として三陽商会が「100年コート」のディスプレイや約25万個のボタンで都市の風景を描いたアートを展示している。
これまで、TOKYO DESIGNERS WEEKのメインコンテンツの一つで、若手クリエーターの発信の場となってきた「ヤングクリエイター展」「学校作品展」は、総合クリエイティブアワード「ASIA AWARDS」として新設。アジアの国々から集った30歳以下のクリエイターによる作品が展示され、国内外のプロによる展示「プロ展」と共に、他ジャンルの作品を通して文化の交流も図っている。また、10年以上続いているコンテナを使ったインスタレーション展示「コンテナ展」では、建築、メディアアー卜、デジタルファブリケーション、企業によるプレゼンテーションなどが展開した。その他、今年からメインテーマに掲げられた「MUSIC」を軸に「MUSIC STREET LIVE」と題して、期間中に会場内の三つのステージにて、60 組以上のアーティストによるライブや音楽セッションが行われる。
メイン会場以外でも、本イベントに連動した企画が、数多く開催される。スペイン大使館では、スペイン人デザイナーのハイメ・アジョンによる12のプロジェクトを展示した「BACKSTAGE」。伊勢丹新宿店、銀座三越、日本橋三越本店のインテリアフロアを中心に展開する「ISETAN MITSUKOSHI DESIGN WEEK」。西武渋谷店と渋谷ロフトでは、日本の優れた逸品を紹介する「SHIBUYA DESIGN MARCHE」「by|nendo」など身近なプロダクトデザインを再発見する場が提供される。更に、都内のギャラリーやインテリアショップでも企画展やイベントが連日行われている。
【イベント情報】
「TOKYO DESIGNERS WEEK 2013」
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町2-3明治神宮外苑絵画館前他
会期:11月4日まで
時間:11:00から21:00(最終日20:00まで)
入場料:2500円