エイチ・ツー・オーリテイリングが29日に第2四半期(2013年4~9月期)の連結決算を発表した。
売上高は前年同期比12%増の2,648億円。営業利益は同約2倍の43億4,800万円、経常利益は同75.4%増の48億4,600万円、純利益は同11.7%減の26億5,200万円だった。前年度に受取補償金60億円を特別利益として計上したため純利益は減益となったが、百貨店事業の収益は大幅に増加した。
利益増に大きく寄与したのは、昨年11月にグランドオープンした阪急うめだ本店。売上高は842億6,500万円で前年同期比64.6%の増。店全体で情報発信力を強化し、足元の商圏だけでなく広域からの集客力が高まった。
また、博多阪急と阪急メンズ東京も昨年の実績を上回った。博多阪急の売上高は182億900万得で前年同期比5.4%の増。阪急メンズ東京の売上高は54億7,800万円で同7.9%の増。百貨店全体の売上高は1,926億9,300万円で、前年同期比では16.1%の伸びを示した。
商品別の売上高では衣料品が前年同期比10.7%、家庭用品が同18.3%、食料品が同9.5%、雑貨が同22.5%の増だった。
2014年3月期通期では、売上高5,700億円、営業利益172億円、経常利益179億円、純利益を93億円の見通し。純利益は86億円から7億円上方修正し、前期比50%増を見込んでいる。