ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(Givenchy by Riccardo Tisci)は、国立図書館を会場に2017-18年秋冬メンズコレクションショーを開催した。
アメリカ西部にイメージを求め、インディアンカルチャーや80年代初頭のヴィンテージファッションからインスパイア。ジャケット、ピーコート、ダッフルコート、ファイアーマンジャケットなど、トラディショナルなアイテムでも、色とディテールで遊びを加えている。
ジャケットのボタンを大きくしたり、ダッフルではトグルとループの色をマルチカラーにしたり、ジュエリーボタンに置き換えるなど、今までのゴシックな雰囲気とは異なる、ポップなイメージでまとめられていた。ブロックストライプのシリーズでは、大きなネクタイをコーディネートしたシャツや、ネックラインが大きく開いたニットプルなどが登場。アメリカンインディアンの女性の写真や、トーテムポールを思わせるマスクのモチーフなどが、Tシャツやニットのモチーフとなり、星のモチーフがアメリカのイメージを増幅。
ラッフルでトーテムポールを描いたタータンチェックのシャツや、大きなラッフルを飾ったギンガムチェックのシャツなどフェミニンな要素も。ショー最後には、12体のオートクチュール作品も発表された。