ケイタマルヤマ(KEITA MARUYAMA)は3月23日、東京・数寄屋橋のパブカーディナル ギンザ(PUB CARDINAL 銀座)で2017-18年秋冬コレクションを発表した。テーマは「SWINGING」。前回に続き、通常のランウェイショーではなく、モデルを使い、4回のプレゼンテーションを行った。
会場は1966年創業した日本初のロンドンパブであるパブカーディナル。モデルたちはソファーに座り、食事やゲームを楽しんだり、携帯電話を手に笑顔で写真を撮り合ったりしている。
身につけているのは、イギリスのクラシックスタイルと日本や東洋的なムードやテクニックをミックスしたケイタマルヤマらしいデザインだ。キツネやウサギ、鳥など森の中の動植物を乗せたハンティング柄のコートやトップスとニットやチェック、ストライプのボトムス。花や植物を描いたコート、森の風景を織り込んだざっくりニットのコートや、様々な柄とテクニックをミックスしたニット。ドレスも乗馬服とチャイナドレスが融合して、生まれ変わったよう。柄や刺繍、プリントが物語を広げる。
丸山敬太は「最初はロンドンのスウィンギング・ガールをテーマに会場を探していたのですが、月末でなくなってしまう(ソニービル営業終了に伴い3月末で一時休業)ということでここに決めました。プレゼンテーションをするには少し狭かったので迷いましたが、若い頃から通っていたし、古き良き時代の雰囲気ということでもぴったりでした。デザインについては、よりハッピーな感じを表現したかったし、ハンドメイドのニットなど、ひとつひとつのクオリティーの高さや手仕事のすごさにもこれまで以上にこだわって作りました」と話した。