クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)とサラーリン・トラン(Sarah Linh Tran)によるルメール(LEMAIRE)は、パリの歴史的建造物、パレ・ド・ラ・ファムを会場に2017-18年秋冬ウィメンズコレクションショーを開催した。
今シーズンは、ボリュームで遊びを加えてモダンなシルエットを見せている。カフスにギャザーを寄せてバルーン袖にしたり、バックサイドにギャザーを入れて丸みを帯びたフォルムを描いたり、贅沢な布使いでスリーブをオーバーサイズにしたり...。また19世紀のブラウスや、50年代のオートクチュールのコートを彷彿とさせつつも、見頃のカッティングをシャープにし、肩のラインもオーバーサイズに仕立てた新鮮なフォルムも印象的。
トレンド素材であるコーデュロイのスーツや、1枚仕立てのカラーレスジャケットなど、テーラリングの美しさも変わらず。コーティングコットンのコートやメタリックシルクのトップス、セラミックのブローチなど輝く要素をポイントにしているのも目を引いた。