ナイキ(NIKE)が、様々なカルチャーに影響を与えたエアマックス(AIR MAX)の誕生日を記念して、世界で大胆な作品制作に取り組む12名のクリエーターを招いて、未来のエア マックスを作る「VOTE FORWARD」プロジェクトを開催する。
同プロジェクトでは、ナイキが「RevolutionAIRs」と呼ぶ12名のクリエーターと、ナイキデザインチームが共同で未来のエアマックスをデザインし、3月18日より公式サイトで公開する。3月18日から25日までの投票期間を経て選ばれた1足が、2018年に発売されることになる。
日本代表として、MAGIC STICK/REVISEDのデザイナー兼ディレクターを務める今野直隆が参加。近未来の東京を描いたSF映画の世界観と、現代の東京のナイトシーンをインスピレーションソースに、ナイキ エアマックス 97をベースモデルとしてデザイン。ナイトクラブのブラックライトやフラッシュライトをイメージし、フレクター素材やVIPバンドのマテリアルを採用しながら、フィットの良さを追求。エア ハラチのようなブーティースタイルをライニングに取り入れ進化を遂げた。
その他、各国からのラインアップでは、イギリスからファッションデザイナーのALEXANDRA HACKETTが、エア マックス 1、90、180、93、95、97、Plus、360、2015の要素を組み合わせたデザインを、ロシアでは、デザイナーであるARTEMY LEBEDEVが、前面ブラックのリフレクティブアッパーとシューレースを覆うジッパー付きシュラウドを採用し、人気のエア マックス 97のシルエットを一新させた。
トルコの代表で、クリエイティブデザイナーのBUNYAMIN AYDIN(INSTABUL)は、伝統的な織物とデジタルプリンティングを組み合わせたデザインに、東洋のカルチャーを反映。
ロサンゼルスからは、グラフィックデザイナーのKYLE NGが、エア マックス 1 ウルトラ フライニットの生枠のデザインに、ニュートラルな色調と手塗りしたようなDIYのスタイルを加え、「Give a Damn(関心を持て)」のヒールロゴが目を引くデザインに仕上げた。
フランスでは、アムステルダムのCLEMENT BALAVOINEが、エア マックス 90の要素を採用したアッパーが、エア マックス 97のデザインをイメージしたシュータンとツーリングに自然な形で溶け込むデザインに。エアバッグには秘密の数字がプリントされている。
メキシコからは、アーティストのLOURDES VILLAGOMEZがエア マックス 1とエア マックス 90のハイブリッドモデルを採用し、中米の森林に住む鳥、ケツァールをイメージしたディテールが隠されたデザインを。
韓国からは、デザイン工芸のFABRIKRがシューズをラップで包むスニーカーコレクターと共に、ポートランドのナイキ本社を訪れたときに体験した霧をヒントにデザイン。レッドとホワイトのクラシックなエア マックス 1のアッパー全体を透明な素材でくるんで保護している。
ロサンゼルスでは、ショップオーナーのSEAN WOTHERSPOONが80年代のビンテージNIKEキャップにインスパイアされた、エア マックス 97とエア マックス 1のハイブリッドデザイン。
中国・上海から、SHANGGUAN ZHEが自然界で最も軽いものの1つである、トンボの羽をイメージしたパターンを前面に採用。同じく中国・北京から、グラフィックアーティスト兼ファッションデザイナーのCHEN TIANZHUOがスキーブーツ、昆虫、鎧、さらには、コービー 9 エリートをヒントにしたデザイン要素を採用した。
ニューヨークでは、DJのVENUS Xがエア マックス 97のアッパーにクラシックなエア マックス プラスのカラーをイメージした色調だけでなく、つま先から脚部分にかけて太字のメッセージを採用した。
また、一般投票は(NKE.COM/VOTEFORWARD)にて、決定したデザインはエア マックスの誕生日である3月26日に発表される。