東急不動産は11月28日、複合商業施設「テノハ ダイカンヤマ(TENOHA DAIKANYAMA)」をオープンする。27日に内覧会が開かれた。
代官山入り口交差点に位置する同施設は、レストラン・ライフスタイルオフィス等が入居した新しい複合施設。既存施設の建物をリニューアルし、緑生い茂る外観とスタイリッシュで洗練された内観で刷新した。“新しい暮らし方”と“新しい働き方”を提案する、情報発信と新規事業の実験の場として、生活(LIFE)をテーマに、日々の暮らしと働くことを、一つの施設の中で体感できる機能を持たせた。これは実験的要素を含むため、5年間限定での開業となっている。
約3,877平方メートルの敷地内は、ショップ「TENOHA & STYLE STORE」、レストラン「TENOHA & STYLE RESTAURANT」、イタリアンバール「ボンドルフィボンカフェ(Bondolfiboncaffe)」、ラボ「TENOHA LAB」の四つで構成。ビジネスゾーンと商業ゾーンを一貫したコンセプトのもとに融合させ、新しい“暮らし方”を提案する。
インテリア・雑貨・食品・アパレル・グリーンを扱うライフスタイルショップ「TENOHA & STYLE STORE」は、国内外問わず、作り手の想いが込められた商品をセレクト。クリエーターの活動や発掘に力を注ぎ、店内には作家の紹介ポップを立て、その作家おすすめの商品などもラインアップしている。来店客と作家の、ふれあいを大切にしたイベントやワークショップも開催する。また、カラーやサイズ展開が豊富なアイテムを店内に置ききれないという問題を解消すべく、各商品付近にQRコードを設置し、それを読み込むとインターネットサイト「スタイルストア」の購入ページにアクセスできるシステムも導入予定。
「TENOHA & STYLE RESTAURANT」は全140席の広々とした店内で、イタリア料理が堪能できる。個室やキッチンスタジオ、テラスを構えており、ウエディングの2次会や料理教室など、様々な使い方で楽しめる。また、ここに置かれているイスなどの什器や料理に使われている食材は、隣接する「TENOHA & STYLE STORE」で購入することができる。価格帯はランチ1,000円、ディナー5,000円程。
日本初出店の「ボンドルフィボンカフェ(Bondolfiboncaffe)」は、150年もの歴史を持つイタリアンバール。イタリアはカウンターで立ってエスプレッソを飲むが、カウンターに席を置き、テーブル席も設え、日本人に配慮した店内空間を演出している。煎れたてのコーヒーによく似合うパニーニやピッツァ、ティラミスの他、イタリア伝統のお菓子も多数用意。
ビジネスゾーンの「TENOHA LAB」は、会員制のワーキングスペース。1階のワーキングスペースには、ミーティングルームやライブラリーが設置されており、隣の「ボンドルフィボンカフェ」と繋がったオーダー窓口があり、ここでメニューを頼めば会員価格で利用できる。2階のシェアオフィスにはルームやデスクを多数配置。パーソナルルームも設え、さらに外階段から入店可能な店舗付きルームは、店舗併用オフィスとして活用できる。