嵐、perfume、セカオワ、ドロスらが熱演! 「Spotify presents Tokyo Super Hits Live 2020」【レポート】

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2020.12.03

音楽ストリーミングサービス・スポティファイ(Spotify)は、11月26日にオンラインライブイベント「Spotify presents Tokyo Super Hits Live 2020」を開催した。

オープニングアクトは、今年11月にメジャー・デビューした注目のロックバンド「マカロニえんぴつ」
©️ THINGS.

嵐、パフューム(Perfume)、セカイ・ノ・オワリ(SEKAI NO OWARI)のグローバルプロジェクトであるエンド・オブ・ザ・ワールド(End of the World)、アレキサンドロス([Alexandros])など、スポティファイ上で国内外の多くリスナーから支持されるトップアーティストから、ビッケブランカ、バウンディ(Vaundy)、マカロニえんぴつといった、スポティファイが「アーリーノイズ(Early Noise)」などを通じてサポートする注目の次世代アーティストまで、計7組が出演したオンラインライブ。

岡崎体育とのコラボ楽曲も話題の「ビッケブランカ」
©️ THINGS.

スポティファイの最新CM楽曲でお馴染みの「バウンディ」
©️ THINGS.

20時から23時すぎまでの約3時間。国内外をわっと盛り上げた、そのエネルギッシュなライブの断片を観賞レポートとしてお届けします!

これぞロックバンド! なステージを見せた「アレキサンドロス」
©️ THINGS.

「エンド・オブ・ザ・ワールド」は、セカオワとは別の世界観を持つ、ワールドワイドなプロジェクト
 ©️ THINGS.

画面を通していながらも、観客との一体感を感じさせてくれた「パフューム」のステージ 
©️ THINGS. 


ライブの始まりを告げるのは、マカロニえんぴつのメロウなマカロック

©️ THINGS.©️ THINGS.
ライブのオープニングを飾るのは、先月11月4日にメジャーデビューを果たし、表現にも人気度にもさらに磨きがかかっているマカロニえんぴつ! ドラマティックな夜の幕開けを告げるのは「ブルーベリー・ナイツ」。Vo/Gt はっとりのメロウな歌声が心地良い。彼の歌の何がいいって、歌声がとにかくメロウで、一言で言って超エモい。仕事終わりの心身に染み渡る一曲目に続く「恋人ごっこ」は、にこにこしながら歌っていたのが印象的。MCでは、「こういったイベントに出れることは当たり前じゃないので、今日は有り難い気持ちでやらせてもらいました! 」(Vo/Gt はっとり)とコメント。ラスト曲の「ヤングアダルト」は何度も聞きたくなってしまうマカロックな名曲の一つといいたい。彼らの音楽を初めて聞く人もぜひ。

マカロニえんぴつ SET LIST
1. ブルーベリー・ナイツ
2. 恋人ごっこ
3. ヤングアダルト


もっと聴きたい! ファーストリスナーも惹き寄せたビッケブラッンカ

©️ THINGS.©️ THINGS.
ライブアクトの2番手として登場したのは、スポティファイの「アーリーノイズ(Early Noise) 2017」に選出されたことでも話題となったビッケブランカ。幕開けは「Black Rover」。駆け出しからハードなバンド楽曲でスタート! 出だしから歌を、表現を、全身でグローバルに届けようとする彼のステージは虹色に輝き、響くファルセットに、クールな佇まいでギターを弾き歌う姿はとってもクール。2曲目は、ファンキーな「Shekebon!」、3曲目は、聴きながら思わず横乗りしてしまう「Ca Va?」と展開され、最後まで華々しいステージだった。なお、MCも英語で話していたことが印象的だったビッケブランカ。「字幕ください! 」と思ったのは私だけではないはず。ちなみにこの全編英語MC、出演直前にMCのハリー杉山に、こんなことを話したい! と内容を伝えて書いてもらった英文とのこと。短時間でこんなに覚えてスラスラと話せる彼のポテンシャルの高さには脱帽だ。今後の活躍も楽しみ。

ビッケブランカ SET LIST
1. Black Rover
2. Shekebon!
3. Ca Va?


緊張感も携えて。スポティファイのCMでお馴染みのVaundyが登場

©️ THINGS.
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3組目のアクターは、スポティファイのCM楽曲「不可幸力」で一躍話題となったバウンディ(Vaundy)。ステージ登場前に行われたMCとのトークタイムでは、ファンからの嬉しいメッセージにとっても素直喜び、さらに今回のステージに立つことへの緊張感も見せていた。作品や歌い姿からは垣間見ることのできなかった、彼の謙虚で優しく素直な人柄が伺えた貴重なひとときだった。しかし、ステージに立つとバウンディが放つ雰囲気はがらりと変わる。そこには新進気鋭なアーティストとしての彼がいた。「不可幸力」でライブは幕開け。同楽曲のアーバンな曲展開、思わず聴き込んでしまうメッセージ性でファーストリスナーをも惹きつけ、続く「東京フラッシュ」「怪獣の花唄」と3曲を全身で奏で歌い上げた。

Vaundy SET LIST
1. 不可幸力
2. 東京フラッシュ
3. 怪獣の花唄


話題の新曲も披露! クールなパフォーマンスで沸かせた[Alexandros] 
©️ THINGS.
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アレキサンドロス([Alexandros])のステージは、彼らのライブといえばお馴染みの“あのオープニング”(Burger Queen)からスタート! スポティファイのオンラインライブでもここから始めてくれるんだ! と歓喜したファンも多いはず。ライブの鉄板曲の一つ「Kick&Spin」が始まると、川上洋平(Vo/G)をはじめ、メンバーのボルテージもさらにアップ。続く2曲は新曲で、綾野剛&北川景子出演、現在公開中の映画『ドクター・デスの遺産』の主題歌「Beast」と、SUBARU XVのTVCMソング「風になって」を披露。ちなみにライブ時、「風になって」はまだ未配信だった。これぞロックバンドのライブステージ! というド迫力とエネルギッシュなアレキサンドロスのアクトタイムは、会場にも画面越しに観る私たちにもしばし冷めない興奮を届けてくれた。

[Alexandros] SET LIST
1. Burger Queen
2. Kick&Spin
3. Beast
4. 風になって


End of the Worldのニュー・ファンタジーに魅せられて

©️ THINGS.
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セカイ・ノ・オワリ(SEKAI NO OWARI)のグローバルプロジェクトであるエンド・オブ・ザ・ワールド(End of the World)。このライブの翌0時より、エンド・オブ・ザ・ワールドとしては初のアルバムとなる「カメレオン(Chameleon)」が配信スタートとなる貴重なタイミングでの出演となった彼ら。ライブでは、7年以上の歳月をかけて手がけられた同アルバムから4曲を披露。メンバーのNakajinいわく、“エンド・オブ・ザ・ワールドは、セカイ・ノ・オワリとは別人格でやっているようなプロジェクト”とのことで、正直このライブを観るまではどんなものだろうと思っていた。ただ、一曲目イントロが始まってすぐにその世界観に飲まれた。所謂、世間一般が思っているであろう“セカオワ”とは違う。繊細で洗練されたピュアなファンタジーとダークネス。ドリーム・ポップ、オーガニック・ミュージックが好きな人は否応なしにまず聴いてみて欲しい。個人的にはこのホリデーシーズンに聴くアーティストとして、正直、超一押しです。

End of the World SET LIST
1. Dropout Boulevard
2. Birthday
3. Gone
4. Rollerskates


世界中を魅了、進化し続けるPerfumeというカルチャー

©️ THINGS.
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きっと多くの観客が“オンライン上のライブ”という意識もなくなってきていた「Spotify presents Tokyo Super Hits Live 2020」の終盤。天使の如く登場したのがパフューム(Perfume)だ。もはや“パフューム”という一つのカルチャーを確率したと言っても過言ではない彼女たち。この日のライブは米メディア「Rolling Stone」の「20 Best Pop Albums of 2016(2016年ベスト・ポップ・アルバム)」にて16位に選出された6thアルバム『COSMIC EXPLORER』の収録曲「FLASH」で幕開け。演出・ダンスは言わずもがな、何がすごいってまるで実際に目の前に私たちファンや観客がいるかのように身振り手振りといったファンサービスをしてくれるところにも感動した。最後は、“この曲を歌わないで終えるなんて考えられない! ”とのMCで披露された代表曲「チョコレイト・ディスコ」を歌い上げ、華麗にステージの幕を閉めた。

Perfume SET LIST
1. FLASH
2. 再生
3. チョコレイト・ディスコ


「嵐」は、初のオンライン生中継ライブも安定のグルーヴ感で完走!

©️ THINGS.
楽しかったライブもいよいよラストステージに。皆さんお待ちかね、嵐がついに登場! 今月末で活動を休止する彼らだが、まだまだ新しい試みに挑戦中だ。今回のスポティファイのオンラインライブは、実は彼らにとって初となる“オンラインでの生中継ライブ”。自身のワンマンライブに先立って、今回初挑戦。どんなステージに立っても、どんなスタイルでライブをしても彼らは彼らであるということを再確認させられた一夜だった。1曲目の「Turning Up」は、嵐にとって初のデジタルシングル曲。スポティファイ内でも彼らの存在が輝き出した名曲と言ってもいいだろう。2曲目は、世界的アーティストであるブルーノ・マーズ(Bruno Mars)が楽曲制作およびプロデュースをしたことで話題となった「Whenever You Call」。歌声に聞き惚れるしっとりとしたナンバーながら、実はダンスにも定評があって、キレの良いシックなダンスに魅せられてしまう人続出。そして、ライブのラストを飾るのは「Party Starters」。ハッピーでプレイフルな最新曲で会場を沸かせ、最高潮に盛り上げながらステージをあとにした。

歌もダンスもトークも、ぴたりと息の合った嵐だけのグルーヴ感。嵐が、彼らが、真っ直ぐに歩む道をこれからも見守っていきたい。

嵐 SET LIST
1. Turning Up
2. Whenever You Call
3. Party Starters


終演後、ふと自宅だったことに気づくくらい熱中してしまった「Spotify presents Tokyo Super Hits Live 2020」。今後もスポティファイで音楽ライフを楽しんでいきたいと思った夜だった。


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【問い合わせ】
スポティファイ(Spotify)
www.spotify.com



Ryoko Suzuki
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