「フライターグ(FREITAG)」は11月18日、ブランド初となる100%生分解可能な新素材「F-ABRIC」を使用したアイテムを日本で発売した。
この素材はヨーロッパで生産された麻、亜麻、モダールなどを原料としたもの。使用する化学物質の量を最低限に抑えているため、乳幼児が身に着けても安全で、土に返せば肥沃な土壌の養分となる。温度や湿度の調整機能に優れているのも特徴で、これを抗菌加工したファブリックに仕上げた。
「E170 FEMALE WORKDRESS」(2万2,900円)は、実用的なミッド丈のスカートとオーバーオールをミックスさせたアイテム。クラシックなワークウエアにインスパイアされており、F-ABRICをブロークンツイルに仕立てた頑強な造りとなっている。カラーパレットはインダストリアルグリーン、黄土色、ダークブルーの3色となる。
さらに、男性向けではブロークンツイルを用いたワークパンツ「E550」(2万8,100円)も提供される。デニムとチノパンのディテール、着心地を取り入れると共に、テレフォンポケット、開閉可能なバックポケット、コインホルダーといった実用的な機能を備えている。カラーパレットはワークドレスと同様となり、インダストリアルグリーン、黄土色、ダークブルーの3色を用意した。
Tシャツはウィメンズ向け「E320」(9,600円)とメンズ向け「E720」(9,600円)がそれぞれ用意される。ジャーニーニットの生地は、第2の皮膚のようにフィット感に優れ、吸汗性の良さもあって極上の着心地を提供する。いずれも胸ポケットを配したデザインで、色はナチュラル、インダストリアルグリーン、ダークブルー、ブラックの4色。また、同じジャージーニットを使用するロングスリーブシャツ(1万4,300円)も、同じカラーパレットで提供される。
その他、フライターグならではのバックパック「F799 F-ABRIC CONCEPT BAG」(2万8,100円)も発売。スマートかつシンプルなフォルムの中で、色とりどりのトラックタープがアクセントとして利いている。本体部分はインダストリアルグリーンと黄土色の2色展開とした。
鉄製パンツボタンやバッグのトラックターブなどはすべて取り外し可能で、縫製糸やラベルにも100%生分解可能素材を使用。開発に5年掛けたというF-ABRICをベースに、細部にいたるまでエシカルにこだわった作りとなっている。