「空間をメディアにしたメッセージの伝達」をテーマにブランディングプロモーションを手掛けてきたJTQ代表の谷川じゅんじが、新潟燕三条の無形文化財・鎚起銅器の老舗「玉川堂」とコラボレーションし、アートピース「鎚起和器『月』」を発売した。
鋭く輝く澄んだシルバーの半球体のデザインは、絶えることのない月の満ち欠けがモチーフ。見る角度によって満月から半月、新月へと変わる月の姿が表現されている。ボトルクーラーの他、花器やインテリアオブジェとしても使用出来る。世界で100個のみの販売で、国内価格は45万円。
玉川堂は1816年に新潟燕三条に創業し、約200年にわたり鎚起銅器の製法を継承してきた国内唯一の鎚起銅器工房として、文化庁と新潟県より無形文化財指定を受けている。鎚起とは、1枚の銅板を大小様々な金鎚や木槌を使って打ち延ばし、打ち縮めて器を製作する伝統技術。職人の手で一つずつ打ち出される銅器は、使うほど手に馴染み、味わいある光沢を帯びていく点が最大の魅力。2014年8月に東京・青山の骨董通りにショップもオープンした。