日本ファッション・ウィーク推進機構は都内で会見し、11月5日と6日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催する「JFW ジャパン・クリエーション2015(JFW JAPAN CREATION 2015以下 JFW-JC)と「プレミアム・テキスタイル・ジャパン2015秋冬(Premium Textile Japan 2015A/W以下PTJ)」の開催概要を発表した。
全国の産地・企業が集結する国内唯一の繊維見本市「JFW-JC」には韓国、台湾、中国、タイなど海外からテキスタイルゾーンに出展する41社を含む269社が出展。付加価値の高い素材を作り出すテキスタイルメーカーとアパレル・リテール企業のバイヤーやデザイナーブランドのデザイナーのビジネスマッチングの場を提供するテキスタイル・ビジネス商談会「PTJ」には68社が出展。最新のテキスタイル、関連製品、服飾資材などを紹介する。
昨年は併催による相乗効果などで両展あわせて約2万人が来場した「JFW-JC」と「PTJ」。今回の「JFW-JC」では、トレンド&インデックス・コーナーを「PTJ」来場者も自由に入ることができる会場入り口に設置。トレンドコーナーでは来年のトレンド素材576点(「JFW-JC」294点、「PTJ」282点)、JFW-JCインデックス・コーナーでは国内と海外の175点を紹介する。
日本のテキスタイルやファッション、マーケットの最新情報などを紹介するセミナー「Forum」では「これが日本のワザとクオリティー」(5日14時から 辻洋装店社長 辻庸介、オンワード樫山品質管理部部長 山下隆)、「“定点観測”34年で見えたトレンド変化」(5日16時から パルコ「WEBアクロス」編集部編集長 高野公三子)、「エコを加味した機能素材のトレンド」(6日11時から 台湾テキスタイル連合会事務局次長 楊暁琴)「MilanoUnicaで得た日本の実力」(6日時から カイハラ会長 貝原良治、日本繊維輸出組合研究員武藤和芳)の4本のセミナーを開催する。
その他、テキスタイルへの知識とクリエイティブな発想力を持つ人材発掘を目的とした産学連携事業「フォーラムプレゼンテーション」やメルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京でランウェイショーを行った東京レザーピッグスキン2015の展示なども実施する。
尚、「JFW-JC」は入場料当日2,000円、事前登録・学生割引1,000円で一般や学生も入場することが出来る。
一方、バイヤー及び招待者限定の「PTJ」では、出展ゾーニング別に各社の一押し素材をインデックスとして編集・展示するPTJインデックスコーナーを設置。テキスタイル181点、服飾資材65点の計246点を展示する。
また、JFW招待バイヤーと参加企業が個別専用商談室で商談を行うビジネスマッチング・プログラムには日本素材の比率の高い大手アパレル・リテール企業4社とJFW参加4ブランド、「PTJ」出展企業20社が参加。41件のマッチングを行う。
参加する大手アパレル・リテール企業とブランドはサンエー・インターナショナル「ジル スチュアート」、東京スタイル「ナチュラルビューティー」、レナウン「チャージ」、イタリー「Pink Champagne」、「マメ(mame)」黒河内真衣子、「レスザン(lessthan*)」「ミドラ(MIDDLA)」の安藤大春、「シセ(Sise)」松井征心、「ヤストシエズミ(Yasutoshi Ezumi)」江角泰俊。
川島朗JFWテキスタイル事業事務局長は「両展をあわせ約2万人が来場するなど展開面積あたりでは世界一の展示会と言える。内容はこれまでと大きくは変わらないが、運営部分ではJFW-JCの受付を1カ所から2カ所に増やすとともに団体受付を設置したほか、誘導人員も増やし、さらに試験的に過去3年間の来場者名簿をもとにパスを郵送するなど、よりスムーズに入場することが出来るようにしている」と話す。