トッズ(TOD’S)が、2012年9月30日に退任したデレク・ラム(Derek Lam)の後任として、アレッサンドラ・ファッキネッティ(Alessandra Facchinetti)をウィメンズコレクションのクリエーティブディレクターに就任したことを2月20日に発表した。
ファッキネッティは、1972年、イタリア・ミラノ近郊のベルガモ生まれ。ロックスターの父を持ち、アート、彫刻、建築などを学んだ後、ミラノの名門マランゴーニ学院でファッションを学んだ。その後、様々なラグジュアリーブランドで経験を積み、1994年に「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザイナー兼ブランドコーディネイター、2000年にグッチグループでグッチのウィメンズウエアデザインディレクターに就任。トム・フォードの元で活躍した後、2004年ウィメンズウエアのデザイナーを務めた。
2006年に「モンクレール(MONCLER)」のラグジュアリーラインの「ガム ルージュ(GAMME ROUGE)」を立ち上げ、2008年から2シーズンにわたり、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」でプレタポルテやオートクチュールコレクションを担当。2010年には、オンラインでのみ展開する、自身がクリエーティブディレクターを務めるブランド「ユニークネス(Uniqueness)」を「PINKO(ピンコ)」の創設者ピエトロ・ネグラ(Pietro Negra)と一緒にスタートしたが、トッズに移籍するために退任した。
ファッキネッティによる最初のトッズのコレクションは、2013年9月のミラノファッションウィークで披露される予定。
ファッキネッティは、「最高の品質と洗練さを誇り、世界中で名声を誇るブランドにおいて、重要な役割を担う機会に恵まれたことをイタリア人デザイナーとして大変光栄に思う」とコメントを発表している。