「メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)」のアジア初の路面店が2月15日(金)、東京・南青山に2店同時オープンした。
「メゾン キツネ」(東京都港区南青山3-15-13)では、メンズ・ウィメンズのプレタポルテコレクションをメインに取り扱う。2匹のキツネがキスする限定ロゴ付きのカーディガンとセーターの他、「オリバーピープルズ(Oliver Peoples)」とのコラボサングラス、真っ赤なハートの日本限定Tシャツ、「オランピア ル タン(Olympia Le Tan)」とのコラボワッペン、「ニューエラ(New Era)」とコラボした“パリジャン(Parisien)”キャップ、「ミッシェッル・ヴィヴィアン(MICHEL VIVIEN)」とのコラボブーツなども並ぶ。
メゾン キツネから徒歩1分足らずのところにある「カフェ キツネ(CAFÉ KITSUNÉ)」(東京都港区南青山3-17-1)は、「表参道コーヒー(OMOTESANDO KOFFEE)」監修のコカフェを併設したショップ。イタリアのエスプレッソの深い味わいを日本風にアレンジしたオリジナルブレンド「キツネ コーヒー」が楽しめる。また、ボンジュールレコードのコーナーでは、レコードやCD、iPhoneケースやキーホルダーが並び、ポロシャツ・Tシャツ中心の「キツネ ティー(Kitsuné Tee)」も含む「パリジャン(Parisien)」ラインも取り扱う。
ショップの内外装は、ブランド創設者の1人であり、建築事務所で働いた経験もある黒木理也(まさや)氏が監修。メゾン キツネでは、ベンチに畳が埋め込まれ、床も寄木細工。フィッティングルームは和室をイメージし、黒木の母直筆の絵が飾られている。竹垣と市松模様の敷石が純和風のエントランスを持つ「カフェ キツネ」でも、家紋の壁紙や、木彫りのお稲荷さん、骨董の箪笥など、伝統的な和の要素が組み合わされている。両店舗とも、黒木氏の趣味だという盆栽が飾られている。
「キツネの世界観を、ゆっくりした時間の流れの中で感じてほしい。こだわりはこの空間すべて。トラッドな和を見てほしいというのが今の気分。昨年NYにもショップをオープンし、ブランドとしてキツネは進化し続けている」と黒木氏。
その言葉の通り、2月には日本のアパレル企業ジュンと合弁会社メゾン キツネ ジャパンを設立し、日本での展開を本格的にスタートしている。