6月11日開業の虎ノ門ヒルズでは、“コミュニケーションハブ”をコンセプトに、1から4階までの商業エリアで世界各国の多彩な料理を提供する24店舗の飲食店をラインアップ。国内外から来場するニーズに応えた、充実のショップ展開となっている。
2階は、オーナーシェフ・渡邉明が提案する料理でお箸の楽しさを伝える新業態「アバーブ グリルアンドバー(avove GRILL&BAR)」を始め、神楽坂で人気のイタリアンの2号店「虎ノ門アルボール(ARBOL)」やエスニックなど、インターナショナルなダイニング・カフェが並び、アトリウムに面する店舗では、隣接するガーデンに続く開放感あふれる空間で四季を楽しみながら食事を味わえる。
一際目を引くのは、白衣のような制服に身を包んだバリスタが、1人ひとりの好みに合わせたコーヒーをクイックに提供してくれる「虎ノ門コーヒー」。無駄を削いだシンプルな内装は、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)やアンダーカバー(UNDERCOVER)のショップ内装などを手掛けたインテリアデザイナー「スモールクローン(SMALL CLONE)」の佐々木一也が担当した。オーダー後バリスタがコーヒーを入れる段階で要望を聞き、味の調節を行ってくれるといい、時にはラテアートでも楽しませてくれる。
3階はオフィスワーカーをサポートする機能を集積した「ザ サード(THE 3RD)」が登場。他にも外国人に人気のドイツビアパブ、香港で人気のカフェ&レストランや和食バルが出店している。
4階は個性あふれる食をフレキシブルに楽しめる、路面店スタイルのレストランフロア。予約の取れない五反田の人気スペインバル「ジローナ(Girona)」の2号店を始め、寿司、うどん、串揚げ、ステーキ、フレンチバールといった、バラエティー豊かなレストランがそれぞれの個性を生かした路面店スタイルで展開する。「フレンチ カフェ&ワイン 虎ノ門バール」は、フランス料理のガルニチュール(付け合わせ)をメインとする新感覚のワインバル。ワインに合う本格的なフランス料理が手頃な価格で味わえる。ランチタイムには、スパイシーながらもクリーミーな、有機野菜たっぷりのカレーをセットメニューで提供。
また1階には、日本初のビストロ×カフェ×エピスリー(食物販)が融合した複合ショップが8月下旬にオープンする予定だ。