2月26日、パリファッションウィーク初日に「アンソニー バカレロ(Anthony Vaccarello)」が2013-14年秋冬コレクションを発表した。
カラーパレットは黒と白のみ。ファーストルックのミリタリー調のメルトンのコートを筆頭に、肩や首回りをオーバーサイズにした、ストレートなシルエットが特徴のテーラードスタイルが続いた。スクエア型のシルバーメタルの装飾や、スリムなパンツが一層マニッシュな印象を強める。
一方で、スカートは超ミニ丈のタイトシルエットでセクシーなムード。後半に登場したドレスもアシンメトリーなボディコンシャスなデザインに加え、パコ ラバンヌのドレスのようにつながれたメタルパーツの間から肌が見え隠れし、女性ならではのセクシャリティーを強調した。
バカレロは2006年、イエール国際モードフェスティバルにて大賞を受賞。カール ラガーフェルド率いる「フェンディ」で経験を積み、自分のブランドをスタートした。パリの新世代デザイナーとして注目を集めており、シャルロット・ゲンズブールやジェニファー・ロペスも公の場で着用している。