株式会社ブラシナが「日本人から見た、今の日本のモノづくりへの評価」を知るためのインターネット調査を2月5日から8日実施した。全国で10代から50代以上を男女比5対5で各100人ずつ計600人を対象に行った。
「イケてるモノづくり」をする国を問われ、全年代男女ともに約60%以上が日本を支持。2位のアメリカ(26.5%)、3位のイタリア・ドイツ(15.7%)を大きく引き離した。「品質ばかりを追い求め、無駄な時間や手間が多すぎる」という回答も見受けられた。
「日本のモノづくり」と聞いて思い浮かぶのは、家電・電化製品(62.8%)、自動車(61%)がほぼ同率で1、2位、次いでおもちゃ・ゲーム(35.0%)が3位。その他の意見としては精密部品や漫画・アニメの声が多く、ファッションは5.8%という結果に。いわゆる伝統工芸品を支持する人も3%程度存在した。
全体の50%が「今年絶対これを買いたいものがある」と回答し、10代は65.8%、20代は50.0%、30代は48.3%で若年層の購入意欲が比較的高い傾向に。欲しいモノとして挙げられたのは最多が自動車(15.4%)で、10代を除く全年代・性別でトップ3にランクイン。洗濯機や空気清浄器などの家電(12.2%)、パソコン(11.6%)と続くが、今が市場浸透期とされるタブレット端末を挙げた人は全体のわずか2.8%。スマートフォンは洋服・服飾品に次ぐ5位にランクインし、20代までの女性は「アイフォン(iPhone)」を名指しする回答が目立った。
また、学生の61%は「製造業」や「職人」「モノづくり」への憧れがあると回答。中でもトヨタや自動車関連、ソニーや東芝、IT業界でのコンテンツやサービスの開発、先端ロボット・宇宙工学分野でのモノづくりを志す声が聞かれた。女性ではアパレルという回答も見られた。