2月26日、パリファッションウィークが幕を開けた。初日にショーを開催した「ステフィー クリスティアンス(Steffie Christiaens)」の2013-14年秋冬コレクションのテーマは「THE DANCE OF THE MODERN LIFE(現代社会のダンス)」。
スーフィーダンサーのZiya Azaziからインスパイアされ、テクノロジーと精神性、自然と文明の持つ関係性をデザインに落とし込んだ。
カラーパレットは、ボルドーやゴールデンキャラメルなどあたたかみのある色彩に加え、冷たさを感じさせるスチールグレー、ブラックを使用。曲線で作られたボリューミーなフォルムのジャケットやドレスには、四角いパネル状のスカートやグラフィカルなステッチのキルティングを組み合わせたり、ドレープを寄せたシルクのドレスのウエストをメタリックなベルトでマークしたり、自然とインダストリアルなものが持つ相反する要素たちを、ひとつひとつのスタイルの中で対比させている。
ハードなレザーとキルティングを組み合わせたバッグや、積木のような木のヒールのスエードのブーツも、まるでコラージュのようなデザインだ。
クリスティアンスはオランダ・アーネムのArtEZ、パリのIFMでファッションを学び、「メゾン マルタン マルジェラ」や「バレンシアガ」でのアシスタントを経て、2010年に自身のブランドを設立。2011-12年秋冬コレクションからパリファッションウィークに参加している。