ファッションウィークの取材で、パリに来ている。外の気温はマイナス、どんより曇り空にちらちら舞う雪。そして今日は日曜日。ほとんどのお店が閉まって、街は静まり返っている。
そんな中にも、間近に迫ったファッションウィークの気配が時々感じられる。高級ショッピングストリート、サントノーレ通りのコレットでは、ショーウィンドーの模様替えの真っ最中。どうやらラフ・シモンズによる「ディオール(Dior)」が飾ることになるようだ。
パレロワイヤルの「JOYCE(ジョイス)」ギャラリーでは、明日からオープンする「ミュグレー(MUGLER)」のポップアップショップの準備が完了していた。先シーズンに初登場したバッグのコレクションが並んでいる。
ルーブルとコンコルド広場の間、ファッションウィークのメインエリアとなるチュイルリー公園には、長大な白いテントが登場。ここで四つの大きなトレードショーが開催され、世界中からブランドと、バイヤーたちが集まってくることになる。
チュイルリー公園に沿って伸びるリヴォリ通りを挟んで反対側には、ココ・シャネルが愛したサロン・ド・テ(ティーサロン)として知られるアンジェリーナ(ANGELINA)が。日曜日でも開店していて、今日も観光客が長蛇の列をなしていた。皆の目当てはモンブランとショコラ・ショー(ホットチョコレート)。両方とも激甘だけれど、パリの思い出にぜひ行くべし。
そして凍えながら帰宅。テイクアウトしたモンブランをつつきながら、明日の朝からの取材に備えて、ホテルでパソコンに向かって予習中。アリナミンA飲んで、怒涛(になりそうな)ファッションウィークを生き抜きます!