パリのギャラリー・ペロタン(Galerie Perrotin)を会場に、プレゼンテーション形式で16-17AWコレクションを発表したオランピア ル タン(OLYMPIA LE-TAN)。
エマニュエル・ペロタンはヨーロッパで初めて村上隆を紹介したギャラリストで、招待状にはオランピアの父親ピエール・ル・タンによるマネ作の『オランピア』に村上隆のキャラクターを添えたイラストが描かれていた。
シャツドレスやペインター風のオーバーオール、ヴィンテージ風のツイードのコートやコーデュロイのスーツなど、ベーシックでオーセンティックなアイテムに、絵の具のチューブモチーフの刺繍やデイヴィッド・ホックニー、パブロ・ピカソなどのアーティスト作品のプリントアイテムが合わせられる。そして、ジョルジョ・デ・キリコやサンドロ・ボッティチェッリの作品を刺繍したクラッチバッグや、飛び散った絵の具を刺繍したハンドバッグ、両足色違いのソックス、クリスチャン・ルブタンとコラボレーションした服と共布のレースアップハイヒールが華やかさとエッジーさを演出。可愛いだけでは終わらない、インスピレーションの深さと強さも感じさせた。
また、今回ジュエリーデザイナーでソーシャライツのサビーヌ・ゲッティが、オランピアの実妹クレオと共にモデル出演したことも話題となった。