三越伊勢丹、メンズ新ブランド「エアディム」の販売スタート。担当バイヤーが語る“ブランド誕生の想い”とは?

2016.03.15

三越伊勢丹は、メンズ新ブランドの「エアディム(EADEM)」の販売をスタートしている。同ブランドは「どんな時も心地よく、自分らしくいられる服は、その人生をより豊かなものに導く」という想いのもと、男性に“心地の良いおしゃれ”を楽しんでもらえるようなラインナップを提供していく。

EADEMはラテン語で“一緒、同じ、等しく”という意味を持ち、買い手と作り手に寄り添い、同じ目線に立ったものづくりを目指していく、との想いが込められている。アイテムは、エレガント、ワーク、スポーティーの3つのテイストで構成され、着心地の良さと旬のデザイン、サイズフィット感を掛け合わせ、さらに移動・気候に対応した機能素材にも取り組んでいく。

同ブランドのプロデュースを手掛けるのは三越伊勢丹。同社担当バイヤーは、ブランド誕生経緯として、“メンズカジュアルフロアの顧客の変化”に理由があると語る。

同バイヤーは、「メンズ館オープンを機に、男性自らが“男のこだわり”をものを通じて楽しんでもらえるようになったと同時に、(メンズカジュアルフロア全体を俯瞰した際に)、最近はライフスタイルにおける“精神的充足感”を求める男性客が増えてきた。そういった中で、例えば、男性がパートナーである女性と一緒にお買い物をされている光景を目にすると、女性側の方が的確な意見で“決定打を打つ”場面が増えてきた。女性からみて、“これいいね”と感じて頂けるブランドとして育て、全国のグループ百貨店の新しいカジュアルウェアのコンテンツにしていきたい。EADEMは、社会において上司や父、夫といった多面的な役割を担う男性をコアターゲットに設定し、今後もライフスタイルを提案していけるようなブランドを目指す」と話している。

同ブランドイメージは、グローバルな視点を持つ、出張やなどの移動が多いアクティブワーカーの日常着だ。昨今ではビジネスでもスーツを着用しないケースが増え、オフスタイルもよりリラックスしたものがベーシックになりつつあるなど、このような市場の変化もしっかりとキャッチ。ジャージー素材のセットアップやシャツ素材のジャケット、カイハラと東レが協業した4wayストレッチデニムパンツなど、着心地にこだわったものを揃えている。

また、シャツ生地の産地である兵庫県西脇市で生産したオリジナルのギンガムやストライプなどのシャツは、栃木の工場で縫製するなど、生地の産地や縫製工場にもこだわったという。今後もメンズの聖地イタリアや日では広島兵庫岡山といった西日本をベースに、商品づくりを行っていくそうだ。

売場の女性担当者は、「ストレッチ性のパンツやジャケット、アイロンなしで自然の風合いを楽しめる洗いざらしのシャツなど、着心地や機能性、デザイン性にこだわった商品展開です。奥様が旦那様にプレゼントしたくなるアイテムですね」と話している。

同ブランドは、伊勢丹メンズ館ほか全国の三越伊勢丹グループ、マレーシア伊勢丹など13店舗で展開され、16-17AWシーズンに向けさらなる拡充を目論む。今後は海外店舗での展開拡大も視野に入れていく。
畑 麻衣子
  • EADEMのエレガントスタイル
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  • EADEMのカジュアルスタイル
  • EADEMのカジュアルスタイル
  • ジャケット(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • ジャケット(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • ワイシャツ(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • ワイシャツ(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • ジャケット(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • ジャケット(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • パンツ(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • EADEMショップ(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • ワイシャツ(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • ジャケット(伊勢丹新宿メンズ館6階)
  • EADEMロゴ
  • EADEMのエレガントスタイル
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  • EADEMのカジュアルスタイル
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