「トム ブラウン(THOM BROWNE)」の新ラインとして2012年秋冬シーズンにスタートした「トム グレイ(THOM GREY.)」が12月26日、遂に日本で発売された。
同ブランドはこれまでニューヨークのバーニーズやロンドンのハロッズ、香港・北京のI.Tなど数店舗でしか取り扱われてこなかったため、待望の日本上陸だ。
トム ブラウンの世界観をそのままに、リーズナブルな価格が最大の魅力。オックスフォードシャツ(1万7,850円)を始め、吉田カバン製のトートバッグ(4万5,150円)などフルラインアップがそろう。ブランドアイコンのトリコロールはモノトーンになり、タグはトム グレイオリジナルだ。伊勢丹メンズ館では限定の、マリン柄のシャツとジャケットも発売される。トム グレイは他に、阪急メンズ東京などでも取り扱う。
トム ブラウンは2001年にデザイナーのトム・ブラウンが設立したブランド。2004年よりニューヨークコレクションに参加。ブルックスブラザーズとのコラボライン「ブラックフリース(BLACK FLEECE)」や、モンクレールの「(モンクレール・ガム ブルー(MONCLER Gamme Bleu)」のデザインも手掛けている。
アメリカのプレッピースタイルを現代的かつ大胆にアレンジしたスタイルは爆発的な人気を呼び、ここ数年の流行であるアメリカントラッドのスタイルが復活するきっかけになったとも言われている。トム ブラウン定番のシャツは、左身頃にあるタグを見せるためにパンツにタックインしないで着るのが決まり。パンツの裾を短めにして足首を見せる着こなしもトム ブラウン流だ。
2009年、日本の株式会社クロスカンパニー(本社:岡山県)が出資。2013年春、東京・南青山にアジア初、世界で2店舗目となる路面店をオープンする予定。