4月2日の歌舞伎座新装オープンを記念して、3月27日に銀座中央通りで、明治時代から続く歌舞伎座史上初の大規模なお練りイベント、「GINZA花道」が開催される。
当日は中央区長と日本俳優協会会長の挨拶によるオープニングセレモニーに始まり、歌舞伎俳優の中村時蔵、中村芝雀、中村福助、中村翫雀、中村扇雀、中村橋之助、さらに、 市川染五郎、尾上松緑、市川猿之助、尾上菊之助、市川海老蔵、また、片岡愛之助、中村獅童、 中村勘九郎、中村七之助ら俳優総勢約60名が一堂に会し、紋付袴姿で銀座の街を練り歩く。場所は銀座通り口から、銀座4丁目交差点まで約400mの区間。時間は午前10時から11時までを予定(雨天決行・荒天中止)。
その他にも銀座各所で新歌舞伎座オープンを記念した限定イベントが開催される。4月14日までの期間は、歌舞伎座に通じる晴海通り、中央通り、ソニー通りの沿道に、定式幕と「GINZA KABUKIZA」ロゴをデザインしたフラッグが飾られ、18時から20時の間には歌舞伎座の外観ライトアップが行われている。
また、銀座5丁目交差点にあるソニービルでは、3月25日から4月14日までの期間、歌舞伎の舞台の一部を4K映像(フルHD映像の解像度、210万画素と比較して4倍以上の映像情報量を有している映像)で観られる他、本物の舞台で使用されていた歌舞伎の衣裳や小道具を展示する「『4K歌舞伎』―ソニーの4Kで体験する、歌舞伎の世界」展も開催される。
さらに、3月27日から4月2日までの期間、銀座三越9階の銀座テラス・コートでは歌舞伎座杮葺落特別企画「銀座歌舞伎座展」が開催され、明治から受け継がれてきた伝統を「舞台」や「意匠」を中心に紹介する。