1961年にアンドレ・クレージュ(André Courrèges)によって設立され、フューチャリスティックなデザインで一世を風靡した「クレージュ(Courrèges)」が、2010年より二人の青年実業家がオーナーとなり、新展開を見せている。
日本では、2003年にジャパン社が終了したのを機に、イトキン株式会社によるライセンス商品のみ展開されていたが、この春、伊勢丹新宿店のリモデルオープンで誕生する2階のコンセプトショップ「DECADE」で、そのメインラインが日本再デビューを果たす。
パリ ・フランソワ通りの旗艦店には、ヴィンテージコレクションを販売する「クレージュ・ミレジム(courreges millesimes)」が併設され、今週新たにアラン・デュカス(Alain Ducasse)がメニューを監修する「カフェ ブラン(cafe Blanc)」がオープンした。さらに、ギャラリー ラファイエットでポップアップショップも現在開催されている。
布帛は主にクレージュの故郷でもある南仏ポーの自社工場で、ニットはイタリアの工場で生産。人気はクレージュのアーカイブに代表される、クラシックなスタイルと、新素材を使ったアイテム。
バッグ、アイウェア、スカーフなどアクセサリーも充実しており、来秋冬シーズンには「ロベール クレジュリー(Robert Clergerie)」のブーツや、ピレネックス社のダウンコートなども登場する予定で、ファンにとっては既に待ち遠しいニュース。