3月15日、2012年7月から12月に刊行された雑誌を対象とした「第5回雑誌大賞」の受賞誌発表および贈賞式が行われた。
時流に合った企画を一冊丸ごとの特集で紹介する『ブルータス(BRUTUS)』(マガジンハウス)が、グランプリを受賞。また、昨年5月リニューアル後の「シティボーイ」路線が評価され、男性ファッション誌『ポパイ(POPEYE)』(同社)が準グランプリを獲得した。ポパイ現編集長の木下孝浩は元ブルータスの副編集長でファッション担当だった。
その他、付録の「コーチ(COACH)」万年筆で話題となった『モノマックス(MonoMax)』(宝島社)が準グランプリ、名著を一般層に啓蒙する「NHKテレビテキスト『100分で(de)名著』」(NHK出版)と、世界標準でニュースをセレクトしビジネスパーソンに訴求力のある『クーリエ・ジャポン(COURRiER Japon)』(講談社)がそれぞれ特別賞に選ばれた。
雑誌大賞は、雑誌が持つ「情報発信力」「目利き力」「コンテンツ創造力」をもっと世の中に知らせ、雑誌購入機会の増大と業界の活性化を促すことを目的として2011年より開催。出版社員や書店員など雑誌のプロが選考し、「雑誌の力」を強力に発揮したと思う雑誌に贈られる。