3月7日、サザビーリーグはJR新宿駅東南口直結の「フラッグス(Flags)」の2・3フロアをリニューアルオープンした。既存店が全面改装された他、注目は同社傘下のグループブランドが3階フロアに出店した新ブランドなどの2店舗「エルフォーブル(ELFORBR)」「アフタヌーンティー・リビング リミックス(Afternoon Tea LIVING ReMIX)」だ。
「エルフォーブル」は、ロンドンに生まれ、ブルックリンで働く女性をイメージしたウィメンズブランド。英国らしい“ハンサムウーマン”の中に肩の力が抜けた女らしさも感じられ、「トラッドだけどカチッとし過ぎないトレンド感を取り入れた新しい着こなしを提案していきたい」とプレスの小野寺未佳氏。
「国内外から買い付けた雑貨等が30%、残り70%がオリジナルの服飾で内30%はブランドのアイコンスタイルであるパンツ。一つの型につき素材や色柄が異なる多彩なバリエーションをそろえる。2013年春夏は柄パンツや透け感のあるシャツ、カラーオンカラーのコーディネートがトレンド。流行のネオンカラーは細ベルトやニットの裾からチラ見せするような指し色に使うと大人っぽい雰囲気になる」と話す。中心価格帯は、カットソー4,000から6,000円、シャツ・ブラウス6,000から8,000円,パンツ8,500から1万500円、ワンピース9,000から1万2,000円。また、店内にはブルックリンのカフェ・ギャラリー・ショップをイメージしたティースタンドなど寛げるスペースが設けられ、自然と人々が集う文化交流の場になる空間作りを目指す。
同じく3階フロアにオープンしたアフタヌーンティー・リビング リミックスはアフタヌーンティー・リビングから誕生した新業態。“Fusion of Old & New(古いものと新しいものをミックス)”をテーマに、「大人の男女に向けて、伝統的なものと現代的なもの、ナチュラルとカラフルなど、時代やテイストを超えて自由にスタイリングを楽しむライフスタイルを提案する。大型家具の取り扱いに加え、インポートを中心にセレクトも拡大。アフタヌーンティー・リビングの世界観に合うアンティーク家具やクリエーターの作品、洋書やフードなどを独自の審美眼でセレクトし、新たに10以上のブランドを導入している」とプレスの初鹿かつら氏は語る。
定番茶器を英国の「スノードン デザイン アンド クラフト」がリデザインした「ティー フォー ワン(Tea for One)」や、人気のユーズドファブリックのクッションを大人向けカラーで別注した限定品「ティモネト(Timoneto)」など、オープン限定品も登場。また、明るい日差しが差し込む80平米超の店内は、リビング、ダイニング、キッチンなど室内空間を模した演出が施され、日常を感じながら商品を選べるスタイルに。今後は、試食や試飲を始め、店内で様々なエクスペリエンスの展開を予定している。
ほか、2・3フロアにある「アガット(agete)」「ノジェス(NOJESS)」「サザビー(SAZABY)」「カンペール(CAMPER)」「アンド エー(And A)」「アルアバイル(allureville)」「アメリカンラグシー(AMERICAN RAG CIE)」「ビジンネス バイ サザビー(bijiness by SAZABY)」の各ショップも同日一斉リニューアルオープン。
イッセイミヤケブランドの内装も手掛けているデザイン事務所モーメントがインテリアを手掛けたアンド エーは同ブランドの今までの店舗よりシックな雰囲気に。更に同施設2階エントランスにディスプレイウインドーを設置するなどプロモーション力を高めた。
新宿地区では6日には三丁目方面の伊勢丹新宿店、バーニーズ ニューヨーク新宿店がリニューアルオープンした。更に16日には東京メトロ副都心線と東急東横線の相互直通運転が始まる予定だ。