昨年6月から順次売り場のリモデルを進めてきた、伊勢丹新宿店再開発計画が3月6日完了し、グランドオープンした。
開店前にはセレモニーが行われ、再開発の環境デザインを手掛けた建築家の丹下憲孝氏とインテリアデザイナーの森田恭通氏、オープニングのキービジュアルを手掛けた写真家の篠山紀信氏と現代美術家の名和晃平氏、モデルのモナ(Mona)らがそろい、大西洋・三越伊勢丹ホールディングス社長と共にテープカットを行った。
リモデルのコンセプトは「世界最高のファッションミュージアム」。約100億円を投じての大幅改装となった。リモデルの対象となった本館2、3、4階のエスカレーター周りには「パーク」と呼ばれるプロモーションスペースを新たに設置。各階のパークでは、1、2週間単位でテーマを変えてイベントを提案。年間で1,500から2,000のプロモーションが予定されている。
オープンを迎えるに際し、大西社長は「ファッションとアート、形の見えるものと見ないものを融合させることは難易度が高かったが、日本一、世界一を目標に進化し続ける店作りを行っていく」と語った。リモデル初年度の売り上げ目標は2,150億円(前年比105%)を目指す。