空前のシェアハウスブームとなっている昨今。全国に18棟330部屋のシェアハウスを展開する株式会社フレッシュルームが東京・神宮前5丁目に“ヘルスコンシャスな女性”のためのコンセプト型シェアハウス「フレッシュ シェア神宮前(FRESH shareJINGUMAE)」をオープンした。3月より順次入居がスタートする。
「同じ目標や目的を持った人に利用してもらえるコンセプト型のシェアハウスを日本初で作りたい」というフレッシュルーム代表取締役原拓平氏の願いにより発進した同企画は、デザインに設計事務所エスティエーアール(STAR)の佐竹永太郎及びプロデューサーに一般社団法人ランガールを迎えての三者タッグで行われた。
「コンセプト型シェアハウス第1弾となる今回は、ヘルスコンシャスかつアクティブなライフスタイルを送りたいと考える女性のための施設。ランニングやヨガに興味のある健康意識を持った人に使ってほしい」と佐竹氏。望み通りの空間に仕上がったという同施設は、渋谷、原宿、表参道に歩いて約10分という好立地ながら、緑と閑静な町並みが広がる住宅街に位置し、周囲には代々木公園や神宮外苑などの人気のランニングコースを控えるなど暮らしやすい環境が広がっている。
個室の数は全22室。入居者は女性限定で、シャワーブースやリビングなどの基本的な共同スペースのほか、ヨガなども楽しめる開放的な屋上テラス、バスタブ付きの浴室、大きめのシューズボックス、宅配ボックスなど設備も充実。広々としたオープンキッチンには、エコ&時短を実現する新しい器「オソロ(OSORO)」を導入し、パウダールームには話題のオーガニックコスメ、ライブラリーには健康と美容をテーマにした書籍など、女性目線での暮らしやすさと居心地の良さをとことん追求した空間になっている。また、ランガールプロデュースのラン&フィットネスイベントを始め、今後、入居者向けに様々なイベントも開催予定だという。最短1カ月からの契約で家賃は月額10万円から(保証金別途)。
同施設の内装コンセプトについて、JR大坂三越伊勢丹のデザインも手掛けた佐竹氏曰く、「住人のライフスタイルをデザインするという観点から作った。今の時代、美しくありたいというのは内側からきれいになりたいということ。それには健康でなければならないという観点から“ヘルスコンシャス”をテーマにひもとき、西海岸に住む女性達のようなストイック過ぎない緩さもある健康的な暮らしが送れる空間にしたいと。早朝ランニングの後、青山ファーマーズマーケットで野菜を買ってきてブランチを作ったり、屋上でのヨガを楽しんだりね。住んでいる人々がオシャレかつアクティブで、新しい出会いももたらし、ここに住むこと自体がステータスとなるような場所になれば嬉しい」と話す。
比較的低コストで条件のいい家に住める、家族感覚で仲間と暮らせるといったこれまでのシェアハウスの魅力を兼ね備えつつ、さらに住人のライフスタイルの創造まで担うコンセプト型へ。飽和するシェアハウスの業界に新たな価値を投じた。
一級建築士を持つ佐竹永太郎は、空間によるブランド創造をコーポレートメッセージとし、ブランドアーキテクトとして活動している。また、ランガールは、「走る女性のパワーで毎日を豊かに」をテーマに活動する、メディア、ファッション、ビューティー業界の女性ランナー集団。2010年に一般社団法人ランガールを設立以来、年に一度お台場にて女性だけのマラソン大会「ランガール★ナイト」を主催するほか、ランニングギアの開発や百貨店とのコラボレーションなどを行っている。