東京の街や通りの発展に多大な影響を与えた人たちの足跡を見つめる「シリーズ東京/街はこうして輝いた」が、NHK BSプレミアムで10月8日よりスタートする。毎週22時から23時まで放送。
第1回「銀座・並木通り」にはインポートファッションとインテリアの輸入・販売を行う「サンモトヤマ」会長の茂登山長市郎が登場。現在92歳の茂登山は、東京・日本橋で祖父が創業した高級ニット雑貨卸問屋の3代目として生まれる。第2次世界大戦従軍中に中国・天心の租界で目にした欧米の一流品に感動し、復員後は有楽町駅前で「外国の文化を売りたい」という夢を実現。1955年に有楽町駅の反対側に借りた2階建ての店でサンモトヤマを創業し、57年に日比谷に移転、59年位銀座・みゆき通りに出店した。以来、「エルメス」「グッチ(Gucci)」などヨーロッパの一流ブランドを次々と日本に紹介し続けている。
第2回「青山通り」では「ヴァン(VAN)」ブランド創設者の故・石津謙介、第3回「六本木」にはイタリアンレストラン「キャンティ」オーナーを務めた故・川添梶子を特集する。